ディープ・パープルのオリジナル盤がある程度揃いましたので紹介します。
このグループも今年でデビュー50周年になるそうです。もうそんなに経つのですね。学生の時に狂った様によく聴きました。
第一期ディープ・パープル 1968年~69年
確かに、デビューアルバムの『SHADES OF DEEP PURPLE』のクレジットを見ると、1968年となっています。
このデビューアルバムは、ジャケットが2種類ありますが、おそらく上のジャケットがオリジナルでしょう。
スタートは、アメリカの"TEREGRAMMATION"と言う小さなレコード会社と契約し発売。この会社は後に倒産。ちなみに、オリジナル盤は、もともとの盤質が良くないです。
第一期ディープ・パープルのメンバーは、ジョン・ロード、リッチー・ブラックモア、イアン・ペイス、ニック・シンパー、ロッド・エバンスです。
音楽性は、プログレッシブ・ロックな感じで、ロックにクラシック、バロックを取り入れた感じです。なのにボーカルはビートルズ風? キーボードのジョン・ロードが主体の様に思います。
このアルバムに第一期の代表曲「HUSH」が収められています。
その他には、ビートルズの「HELP」、クリームの「I'M SO GLAD」、ジミ・ヘンで有名な「HEY JOE」を収録。
第二期ディープ・パープル 1969年~73年
一番人気のあった時期ですね。黄金期です。私も夢中になって聴きました。とにかくスピード感がありカッコ良いです。
メンバーは説明不要と思いますが、リッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、イアン・ギラン、イアン・ペイス、ロジャー・グローバーです。
私が持っているオリジナル盤は下の2枚です。UK盤。
「in Rock」は、EMIマーク無しのHarvestオリジナル盤です。
日本盤とは、音圧、音の厚みが違うのは勿論ですが、「SPEED KING」の演奏が日本盤とは違います。
オリジナル盤では、イントロの所で、遊び?メンバーのジャムが有り、それから聴き馴れた「SPEED KING」が始まります。
「MACHINE HEAD」以降は、PURPLEレーベルがオリジナル盤となります。ラベルが紫背景にPの白文字。
素晴らしい音の厚みです。これを聴いてしまうと、もう日本盤は聴けません。今まで何を聴いてきたんだろう?って感じです。
第三期ディープ・パープル 1973年~75年
イアン・ギランとロジャー・グローバーが抜け、代わりに、デイヴィッド・カヴァデール、グレン・ヒューズが入ります。
私の持っているオリジナル盤は、「BURN」と「STORMBRINGER」、それにライブ盤の「Made In Europe」です。UK盤。
デイヴィッド・カヴァデールの舐める様なコブシの効いたボーカルが良いですね。イアン・ギランとは違う魅力があります。
この期になって、ポップな感じが入ってきました。
「Mistreated」は、デイヴィッド・カヴァデールの名歌唱作と思います。
こちらはライブ盤。センターラベルにメンバーの顔の印刷の有る物が初版です。
スタジオ盤に比べて、ベース、ドラムスの音が太いです。
グレン・ヒューズのベースもなかなか聴きごたえがあります。評価が変わるでしょう。
やはりオリジナル盤は良いです!!!。
見つけた時に少しずつ買い集めて、ここまで揃いました。一旦、ディープ・パープルは、これ位で良いかな。
尚、CDでディープ・パープルを聴く場合は、デビュー50周年を記念して、デビュー作『ハッシュ』から『ナウ・ホワット?!』までの全スタジオ・アルバムから少なくとも1曲以上を選曲、時代順に曲が編成され、全40曲を収録した3枚組が発売されてますので、お得と思います。今聴いても新鮮です。
日本では今月9月26日発売の様ですが、海外では昨年の11月に既に発売されています。
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