久々にKT88 PPアンプを鳴らしてみた。
今年の計画に書いた様に、このアンプを改造するためです。
改造の前に、まずは現状把握と現状の音質の確認をしました。
最近はずっと245シングルアンプを聴いていたので、久々にKT88プッシュプルアンプを聴くと、「こんな音だったかなぁ~。」とその迫力に驚き!
低音の迫力が半端ないです。音量を上げても破綻しません。そして、高域も良く伸びています。全体のパワーで押してくる感じです。「まだまだイケますよ!」って、音に余裕を感じます。
という事で、今の状態でも結構良い状態です。このままでも良いんじゃない?と思うほどです。しかし、もっと良くなるのではと弄ってみたくなるのが性分です。
さて、今後の改造計画です。
<1>B電源の改造
主には平滑コンデンサとブリーダー抵抗。
そして軽量化のためチョーク・トランスの撤去検討です。
<2>スピーカー端子にゾベル回路を追加。
そう言えばSP端子間にゾベル・フィルタを入れる事を忘れていました。
無駄な高域の抑え込みと万が一SP端子がオープンになり発振して大切な球を壊してしまわない為にも、入れておいた方が良いでしょう。
<3>出力トランスからのカソード帰還(KNF)
今使用しているソフトンのOPTには、カソード帰還用の専用巻線があるので、これを使ってみる。
<4>初段管12SL7⇒6SL7 (SRPP回路に使用)
銘球RCA赤ベース5691(6SL7高信頼性管)を持っている事を思い出した。
以前使用した時は優等生でつまらない音だなぁと思ったが、改造後にもう一度使ってみる。違った感じになるかも?
しかし、12SL7(6SN7のヒーター12V品)も沢山持っているので、そのままかな?ヒーターを6Vに戻すのも面倒だし悩ましいところ。
<5>カップリング・コンデンサ換装遊び
同等容量のカップリングコンを何種類か持っているので、取り換えて音の違いを愉しんでみる。
<6>GEC KT88
ひと通り調整が終わたら最終的に銘球『GEC KT88』に載せ替えてみます。
調整が終わるまで、恐くて載せれません。
以上、その様な内容です。
次回から順を追って投稿します。