やはり気になるので、ターンテーブル(レコードプレーヤー)の回転数を調整しました。
トーレンス TD320MKⅡの場合、回転数調整のためには裏蓋を外し基板を取り出す必要があります。こんな感じでセッティングしました。
回路図から読み解くと、調整用ボリュームはP1(100kΩ)とP2(470kΩ)の様です。
33回転用がP1、45回転用はP2ですが、45回転の時はP1とP2が並列になるので、先にP1で33回転を調整してからP2で45回転の調整となります。
今回、33回転を再調整したら45回転もピッタリになりました。
再組立後に測定した結果です。
33回転:
45回転:
テストレコードでも実際の音出しで確認します。
1kHz ---> 1000.1142Hz/1000Hz = +0.01142%
3kHz ---> 2996.1494/3000 = -0.128%
テストレコード上では、3kHzはワウフラッター確認用で、1kHzの方が基準信号となっています。3kHz辺りが聴感上で最も音揺れを感じ易いそうです。
調整後の測定結果、回転数、ワウフラッター共に問題無さそうです。
回転数に関しては、私は絶対音感を持って無いので、調整前後での変化は感じられませんでした。ただ、精神衛生的には良くなりました。疲れた~。