またまた、MC275パワーアンプの初段12AX7の球を交換した。
今、使っているCV492に不満があった訳ではないが、なんとなく、巷で評判の良いMullardもどんな音がするか聞いてみたくなった。気になっていたのは、下の写真の管である。
ボックスプレートのMullard CV4004。1984年製。買ったのはSeimens ECC88と同じ店である。見た目は怪しそうな店だけど、自分的には信頼している。
外観も綺麗である。
KQDD/KでロットNo.にRがあるので、Mullard Micham工場製である。
ちゃんと紙に包まれている。
で、出てくる音はと言うと、まだ2日目なので、正しい評価はできないが、
今までの球に比べて、なんとも暗い、しっとりとやさしい感じである。なんと表現したら良いか?朝靄の森林の感じかな? でも、高音は繊細で、おとなしく、キンキンした所が全くなく、優等生っていうところかな。しかし、音に力強さがなくが無い。音が痩せていて、BrimarのCV492と比べるとボーカルの張りがなく、前に出てこない。
音楽ソースも選ぶようだ。
でも、まだ2日目なので、これからかな?
10,000円/本で購入したVintage管なので、期待しながら、鳴らしこみます。
m275はユニットをRL使っているのでゲインが揃っていて高めのほうが元気のいい音になるかと?前段全部セレクトした球にすればベストですが本体より球のほうが高くなりかねません。
確かに、個体差はありそうです。
M275は使用管がMT管だけでも7本あるので、全てビンテージのベストセレクト品にすれば、それだけで本体の値段を越してしまいますね。球ころがしは、はまると切がないですね。
お金、時間ともに大変ですが、その分、楽しめます。
私の場合、MT管だけで手持ちがすでに100本を越えていそうな気がします。