接着剤が完全に乾いた様ですので、箱に組付けて音出し確認です。
エッジ交換が完了したユニット。
箱(エンクロージャー)に組付け。
さて、何を聴きましょうか?
今回、ウーハーのエッジ交換でしたので、低音が良く出る曲が良いですね。
ロバータ・フラックのベスト盤「The Very Best of Roberta Flack」から
Killing Me Softly With His Song(邦題:やさしく歌って) / Feel Like Making Love /The First Time Ever I Saw Your Face
を聴いてみました。
特に、4曲目「The First Time Ever I Saw Your Face」は、ロン・カーターの弾くウッド・ベースがかなり響いており、これが上手く再生できるかがポイントです。周波数は結構低いです。
実際に再生してみると、、、。
心配していた事が起こりました。片方のスピーカーだけがビビります。
これはイケない!。音楽を聴くどころではないです。
このまま聴き続けるとボイスコイルを傷つけてしまいます。
さっそく低周波発振器から信号を入れて確認してみます。
すると、55~70Hz辺りでビビりが発生していました。ああ~、どうしよう。
エッジのあちこちを押さえてみると、ピンポイントでビビりが止まるところが有りますが、かなりシビアで微妙です。
どうやら、θ(シータ)ズレが発生してるっぽいです。
今さら貼り換えは大変なので、何とか微調整が出来ないものかと暫し考えました。
そこで、思いついた奥の手を使って、何とかビビりが無い様に出来ました。
格闘する事、2日間。どんな処置をしたかは、後ほど詳細を報告します。
ネット上では見つける事が出来なかった方法です。
元の位置へセッティング。
肝心の音質は、期待以上でした。
最初から良い音を聴かせてくれます。
ウーハーの制動が改善し歪みが消えて高域も素晴らしく綺麗です。
この制動が良くないと、ウーハーの逆起電力がネットワークを介してツィーターの駆動に影響を及ぼします。そのためバイワイヤリングと言った接続方法も有ります。
今回エッジの材質がポリエーテル素材だったので、foが上がるかなと思ったのですが、以前と変わらない様に思います。むしろ低音のキレが良くなり、粘りが出る様になったように思います。
このJBL L26は、トランジェントがとても良く、気持ちの良い「スカッ」とした音を聴かせます。まさにカリフォルニアの青い空、JBLサウンドです。小型ながら、その大きさからは想像が出来ないスケールの大きな音です。
参考までに、ネット上で見つけた中古販売店の評価:
このモデルの最大の魅力は、何と言ってもその音です。
「これ以上何が必要なんですか」と言いたくなるくらい、十分すぎるほどの量感のある低域と、最高域までよく伸びきった高域。低域のグラマラスなキャラクターは4311Bとは真逆の個性で、とても興味深い音です。
特に3.6cmツイーターのLE25-1の高域が軽く弾かれたように出てくる感じなど、近年の金属製ドーム型ユニットよりも優れていると感じた次第です。
さらに、
瀬川冬樹さんらの雑誌レビューは、こちら。 -> http://audiosharing.com/review/?tag=l26
高評価、褒め過ぎか。