My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管のコールド・スワップのための接続

2016-01-11 16:25:54 | 真空管プリアンプ

真空管12AU7(ECC82)の未使用回路のヒーターの給電を切断し、使用している回路のみに給電する様に改造しました。

何故その様にしたかと言いますと、使っていない回路に長時間ヒーターだけ印加するとカソード不活性になって劣化する事が有るためです。

現在の私のプリアンプでは、Lch、Rch各1本使用していますが、Lchは1ピン~4ピン、Rchは5ピン~8ピンに接続して、夫々2回路のうち1回路のみ動作しています。

そこで、ヒーターも片chのみ点灯させる様にしました。

ヒーターは直列接続の時は、4ピン~5ピン間に12.6Vを給電しますが、片chのみの時は中点の9ピンを使い、4ピン~9ピン、或いは5ピン~9ピン間に6.3Vを供給します。

私のアンプの場合、Lchは1ピン~4ピン使用なので4ピン~9ピンに6.3V、Rchは5ピン~8ピン使用なので5ピン~9ピン間に6.3Vを印加します。

この様に接続しておくと、寿命が来たときに左右チャンネルを入れ替えることによって、また使用初期状態で使用する事が出来ると言う訳です。

ビンテージ品など高価な真空管はこの様にして使いたいですね。

この様な方法を「コールド・スワップ」と言うそうです。


補足:

私の場合は、元々あった回路を改造していたら、1/2回路が余った為に、この様な接続にしましたが、最初から設計、製作するのであれば、球1本で済ませますね。

 


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2 コメント

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Unknown (ブログ主)
2016-01-17 11:20:11
EDさん

遅くなりましたが、この部分、やっと改造が出来ました。
これで、大切な球を永く使えそうです。
今のところ、音質への影響も感じません。
アドバイス頂き有難うございました。
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Unknown (ED)
2016-01-22 22:09:53
この名前は勝手に付けたもので、一般的なものではないと思います。

何れにしても、双3極管の余ったユニットを、上手く処理する方法として使えると思います。

このようなときは、良くパラ接続にしている例がありますが、音のヌケが悪くなったりするので好みではありません。

ついでに効能を追加しますと、片ユニットだけが何らかの原因でノイズが出るような球も、無駄にせずに使うことができますね。


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