オリジナルで付いていた出力管KT-88 4本の内、1本がどうも調子が悪く、バイアス電流の調整位置が他の3本と違う。他の3本はVRの大体中間位置で40mAになるのだが、この1本だけはかなり回してやらないといけない。
詳しい人に聞くと、どうやら、エミ減のようだ。 使い始めてから8ヶ月程度なのにもう寿命か?早い。
1日平均8時間通電で240日で約2000時間経過。
確かに少し心当りはある。ドライブ管の接触が悪くて、この出力管が火花を散らした事もある。 店の社長はロシア製と言っていたが、中国製かも?
仕方ないので、さっそく代わりの物を手配。
前々から交換して聴いて見たかったGold Lionの4本マッチドクワッドをUSに手配した。日本円2万円程度。
3週間前に手元に届き交換。バイアス電流も40mAに調整。VR調整位置も4本とも揃った。やっぱりこの1本だけ寿命だった様だ。
3週間聴き込みエージングして、調子が出てきた。
オリジナルのKT-88よりも、音が艶やかでクリヤー、音の細部まで表現してくれて、空気感もある。
流石に、評判通りのGold Lionである。良い! 見た目もGood。
もっと早く、この球に換えればよかったと思う。
今まで、プリ管の交換で音の変化を楽しんでいたが、出力管でもかなり音が変化した。
この交換も含め、今の私のアンプの管構成は、
5691 RCA 赤ベース x2
5692 RCA 赤ベース x2
KT-88 Gold Lion x4
となっている。