My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

現代の真空管を使ってみた。(JJ製とGenalex製)

2012-12-16 12:23:57 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

現在、生産中のJJ製TeslaとGenalex製Gold LionをMC275に使ってみた。Reissue新品である。

私は、今まではVintage品に拘って収集し使ってきたが、最近、真空管の寿命とRunning Costが気になり始め、現在生産中のReissue品の音は、どうなんだろうと思い購入してみた。

今回、購入したのは、以下の2種類。両方ともeBayを通しYEN Audioから購入。

1. JJ製ECC99(12BH7) スロバキア製

    Tesla品のReissue品。Matched Pair。新規生産品だけあって美しい。Gold Pin仕様。US$60

きちんと、JJの箱に入って送られてきた。

GMは20/20、20/20でバッチリ揃っている。

Gold Pin(金足)である。

流石に、現在生産品だけあって、外観は綺麗である。

造りも悪くない。RCAに比べると、上マイカからガラスまでの空間が少し広い。

 

2. Genalex製ECC81(12AT7) ロシア製

    Gold Lion品のReissue品。Matched Pair。これも見た目が美しい。Gold Pin仕様。US$66

    こちらは、Balanced&Pairもあったので、実は、こちらを買うべきだった。

    この12AT7はプッシュプル出力管のドライブ管となるので、GMが揃っていたほうが良かった。

こちらも、Genalexの箱に入って送ってきた。

Matchedで注文したので、GMは46/42、46/42である。双極でプッシュプルをドライブする場合、MatchedよりBalancedのほうが重要であった。ちょっとミステイク。

外観も美しい。Gold LionのLogoが眩しい。これは、KT-88でも見かけたLogoだ。いつみてもエレガントでカッコ良い。

こちらには、GenalexのLogoが。少しインクが飛び散っている。

こちらもGold Pin(金足)仕様である。ただ、JJよりは金が少し白っぽい。

今まで、12AT7は片側ポスト(柱)品を使っていたが、初めての2ポスト品である。造りもしっかりしている。

日本では、ペアが1万円オーバー?


今回、試聴の前に、1晩エージング(バーンイン)しておいた。約15時間。これは、今までの経験から、いきなり球に負荷を掛けるのではなく、無音状態で通電したほうが、良い結果が得られたからだ(気のせいかも知れないが)。また、中の残留不純物を飛ばす意味でも、精神衛生上、良いかも知れない。真空管は生き物とも言う人もいるくらいで、気を使いだしたら、きりが無いです。逆に、そこが面白いんですけどね。

それで、翌日昼に鳴らしてみた。

印象は、音がとても締まっていて、輪郭のはっきりた音、低音から高音までクリヤーで現代的な音がします。

真空管と思えない位ですが、真空管の味はきちんと残しています。

初段Brimar 12AX7(CV4004)、次段Mullard 12AU7(CV4003)と欧州の甘めな球とRCA 12BH7、12AT7の組み合わせを使っていて、割りとソフトな音だったので、今回のJJ 12BH7、Genalex 12AT7を入れる事で丁度良くなっているかも。この組み合わせも"有り"です。

まあ、飽きてきたら、また他の組み合わせにすれば良いことです。

こうやって、球ころがしを楽しんでいます。

 

今日は、これから、オーディオ展に行ってきます。今回も高級ホテルを借りての展示、また国内外100社位展示があるかな。


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