ハーフ&ハーブを頂く。
改札をくぐると強烈に漂う
心地よいカレー臭。
きょろきょろすれども見当たらない店の姿。
それもそのはず、
目の前の階段の下にあって
その佇まいから花屋かと間違えるほど。
お話好きなお姉さまが1人で切り盛りする
6席のみのL字カウンター店舗。
間借りカレーのような
見たこともないほどの極狭店。
ご飯が足りません!
の張り紙も気になるが
なんとかなった!とお姉さまの笑顔に促されて
遠慮しながらも大盛ライスで頂く。
なお、ハーフ&「ハーブ」
なのは誤植でもなんでもなく
欧風ビーフカレーと「ハーブカレー」の
かけ合わせだから。
このハーブカレーはマジで他では頂くことない味で
そのあたりのの雑草を(失礼)
切り刻んでペーストにしたかのような
とんでもなく薬膳な物体。
カレーの解釈もいろいろとは思うけど
ハーブ&スパイスを原始的に煮込みました。
って感じなので
ぐちゃぐちゃにして欧風カレーの味変に用いると大変よろしい。
食後には珍しいレモングラスティーを入れてくれて
時間が許す限りお姉さまと雑談を楽しむという
まさに茶の湯の一席のような光景が繰り広げられる。
ちなみにこのレモングラスという草は
千切るとレモンの香りがすることから名づけられたのだが
グラスというだけあって
南国ではほぼ雑草のごとく自生している。
ドライではなくフレッシュから加工しているのだそう。
一見さんにも心地よい時間で
この時間を楽しみに訪れる客さんも多そう。
こちらの扉をくぐる際、
願い事を心の中で唱えると叶うという
なかなかスピリチュアルな店で
店内はお礼のポラロイドで溢れている。
八重洲のビルも工事を再開して
遅れを取り戻すかのように
青空に向かいグングンと成長中。