炎立つ(高橋克彦)全5巻
読書期間 2011年9月~12月
全5巻なのに6冊あるのは3巻を2回買ったから←バカ
前々から興味はあったが
東北に行ったついでについに着手。
さらに薄々気づいてたけど
この人の作風、ほぼいっしょ笑
いわゆるトンデモ歴史で・・・。
まぁ東北の歴史に詳しくなったのでよしとしよう。
殉死(司馬遼太郎)
読書期間 2011年末~2012年初
これはかなりの傑作。
司馬の代表作といってもいいのではないか。
何より乃木将軍に対する司馬の愛情が伝わってくる。
また、余談ながら
この冬完結したNHKの坂の上の雲の
柄本明の風貌とかぶりまくる。
柄本もこの本を読みこんだんじゃないかなぁ。
サウスバウンド(奥田英朗)
読書期間 2012年2月
エンディングの直前まではおもしろいんだがなぁ。
なんでこんな幕の引き方かなぁ。
少女(湊かなえ)
読書期間 2012年3月
やっぱあれだよね、
ミステリーはおやつというか時間つぶしだよね。
ラスト数ページのために読まされた揚句、
最後の最後で
ドヤッ、すごいやろっ、思いつかへんラストやろっ
と大がかりな舞台装置を見せつけられるようで
いかんせん胃もたれがする。
暗殺の城(津本陽)
読書期間 2012年3月~4月
すでに絶版らしく
方々を探し回った挙句アマゾンの古本で購入。
高天神城の攻防を中心とした
伊豆、駿河、遠江における
北条・今川・武田・徳川の騒乱が題材。
まさに今の住まいが舞台となっており興味深々でページをめくる。
ご当地の歴史に詳しくなってご満悦な一方、
読み物としては大変につまらん!
方言にもやたら忠実でやたら読みにくい!
1Q84(村上春樹)全6巻
読書期間 2012年5月
村上の長編を読むのは実に20年ぶりだなぁ。
村上春樹を読んで理解することがおしゃれ
みたいな価値観が蔓延していた高校時代。
当然、理解したふりをして数作読んで、
おもしろかったよ、いい作家だよね。
なーんて言っていたあのころ。
たしかに独自の言い回しは健在だし、
ちりばめられた難解な単語は知的探究心を心地よく満たしてくれる。
どこかで心に引っかかってくる異色の作家であることは間違いない。
しかしあれから20年たった今だからあえて言おう。
ぜんっぜんおもしろくないっ!
わからないものはわからないし
つまらないものはつまらないんだ。
※ただし全身ストレッチはやりたくなる。