僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

流星の絆(東野圭吾)

2015年11月13日 | よむ

相変わらずお菓子みたいな本だなぁ。

2008年にはテレビドラマでもやったらしい。

東野さんの描く

共通の秘密をかかえてグレーゾーンで生きていく。

というのは

いつもおもしろい。

白夜行とか。

この本も兄弟が仇に一本釣を仕掛けて

獲物を釣り上げようと画策するところまではおもしろかった。

けど

最後の最後で

えっ

そこっ?

てオチで。

テレビドラマは大変に好評だったというから

配役と見せ方がよかったんだろうなぁ。

何が一番良かったかというと

単行本のオビ。

「兄貴、妹は本気だよ。

俺たちの仇の息子に惚れてるよ。」

この一文が秀逸。

妹役が戸田恵梨香だというから

これは絶好のキャスティングかと。