新潟で一仕事終えて
ご機嫌に車をとばすこと1時間。
やってきたのはあと半歩で福島県
という山間の町、
東蒲原郡阿賀町。
インターを降りてから走ること15分。
ダムを目印に左へ曲がると
ほどなく到着。
源泉掛け流しで鉄分を多く含んだ
黄土色の湯。
舐めてみると程よい酸味で
見た目ほど個性的な湯ではない。
露天と言いながら
屋根も壁もあり
網戸にすることで
多少解放感はでるものの
露天というより
ガラス戸をあけた内風呂。
内風呂は○×
露天は熱湯で◎▲
とかなんとかお願い事が書いてある。
へえー
内風呂は「ぬるいんだ」
じゃいってみよ。
と
温度を確認もせず
ヘリを伝って一番奥へ使ったのが運の尽き、
これまで入ったことないほどの熱湯で
あまりの熱さに飛び上がることもできず
これがまた思いのほか深く
腰が抜けたような格好で反対側のヘリから
這い出るのがやっとで
その姿はまさに命からがらそのもの。
湯上がりに土地の人に聞いてみると
内湯の右側は
現地の人でも躊躇するほどの源泉の超絶熱湯。
内湯の左側は
源泉を水でうめた「ギリ」入れるくらいの熱湯。
外風呂はしっかり水をいれてほどよく調節した熱湯。
ちなみに3つのなかで最も温度の低い外湯ですらも
そこそこ熱い、
内湯右側の湯は
ほんとに風呂ではない。
確実に死ぬレベル。
というわけで
湯に入っている時間よりも
ヘリに寝そべって蒸気浴を楽しむ時間の方が長く
なんかちょっと損した気分。
熱さをグッと堪えて浸ってみても
いまひとつ湯が体内に浸透した感じがしないというか
いまひとつこうガツンとこないんだよな...
まぁ500円と良心的な入湯料だしね。
手足をチリチリといじめるのが大好物な熱湯マニアの男子諸君。
是非!
なお先ほどのダムで写真を撮っておくと
番台でダムカードをもらえる。
写真がないと意地でもくれない。
絶対にくれない。
熱湯で鍛えた頑固ジジイめ!