全8編の珠玉の短編からなるSF小説。
いずれも本当に素晴らしい。
突拍子もないSFではなく
本当にそこにあるかのような
極限までリアルな創話。
挨拶代わりの『バビロンの塔』。
本当にこうだったのかも
とさっそくテッドチャンの世界へ引きずり込まれる。
人間のクロックアップに関する『理解』。
人生の追体験であり未体験である
『あなたの人生の物語』。
こちらは映画かもされているので
機会があればぜひ見てみたい。
パソコンの発明とDNAのブラックユーモアのような『72』。
いずれもリアルすぎる!
おもちゃのように存在する世界を描いた『地獄とは神の不在なり』
『顔の美醜について』はこれまた皮肉に満ちた現代社会へのアンチテーゼ。
おもしろい世界観の作家さんだなぁ。
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