僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

吉備路ぶらり旅

2011年08月16日 | ぶらぶらする

今年の夏は諸般の事情により、

移動14時間・滞在35時間の

弾丸一人旅にでることに。

まずは朝10時からやってるうどん屋で

醤油うどんをペロリン。

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全然讃岐にいるわけじゃないけど、

関東で食う讃岐うどんよりは讃岐の雰囲気。

だし醤油ってほんとうまいよう。

次に備前国一宮「吉備津彦神社」を参拝。

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ふむふむ、菊のご紋に五七の桐とは興味深い。

秀吉のゆかりか?

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拝殿はこんな感じ。

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で、

本殿はこんな感じ。

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いい雰囲気だなぁ。

そして車もまばらな駐車場の片隅に

ひっそりたたずむ桃太郎。

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全然いい雰囲気じゃない・・・。

犬なんて顔がもうカオスだよ・・・。

気を取り直して今度は、

山一つ隔てた備中一宮「吉備津神社」へ

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おおお・・・。

さすが国宝。

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△の破風を連ねる造りは

比翼入母屋造といい、

ここ吉備津神社でのみ見られるらしい。

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立派な拝殿で天井が高い。

拝殿を右手にすすむと

えらく雰囲気の良いながーい回廊にでる。

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この回廊を下ると、

右手にお釜殿なる小屋を見ることができる。

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なかでは千年以上火が焚かれていて、

一面煤でまっ黒けの壁に、

巨大な鬼の面、竈、巨大しゃもじと

秘密結社の神事のような空気が立ち込める。

残念ながら内部の撮影はご法度。

この火の直下にご祭神の「温羅」の首が埋まっているのだそう。

古来、神社には征服者が滅ぼした勢力の怨念を削ぐために

建てたものの多いと聞くが

ここではまさに怨念への畏怖のようなものを感じた。

竈殿から北へ抜けると

5・15に斃れた犬飼首相の像がたつ。

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犬飼首相の目線上には猫耳のような本殿。

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駐車場に戻る途中の土産屋「桃太郎」では

桃太郎の征伐に屈したのであろう、

鬼が屈辱のバイト生活。

お暑い中ご苦労さまです。

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また、

「吉備津神社」と「吉備津彦神社」の間には

ご神体の吉備中山が鎮座しており、

頑張って歩くと

宮内庁管轄の御陵へたどりつく。

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大吉備津彦命が眠るのだそうだ。

ここから備中松山城を目指し、

高梁川を北上する。

途中、秀吉の水攻めで有名な「備中高松城」址を通る。

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なるほどー。

ここがビッタビタになったわけですかー。

城は湖上に浮かぶ島のようになったと聞くし、

こんな沼沢地なら納得の水攻めだけど、

なかなか思いつくもんじゃないな。

如水と秀吉すげえな。

2時間ほどの快適なドライブで高梁市内に入る。

ズンズンと急な勾配をのぼりつめ、

いかにも山城だなぁ

なんて思ってると、

駐車場でさらにシャトルバスに乗り換えて5分。

降りたところからさらに20分の登山でようやく城壁に辿り着く。

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よくもまぁこんなところに築城したものだ。

雨上がりのせいか

天空の城ラピュタのような

過去の栄華が偲ばれる

荒涼とした景色がつづく。

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勾配がひたすら急なので

石垣から突然人影なんてこともしばしばで

ついつい

敵襲~っ!

とか叫びたくなる。

ようやく天守閣へ到着。

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日本に現存する貴重な12天守のひとつではあるが、

国宝ではない。

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途中の櫓址からは市内が一望。

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もと来た道を辿って下山。

駐車場から車で3分ほどのところに

なんとあの有名な山田方谷先生の家塾跡を発見!

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残念ながら当時を偲ぶものはなにも残っておらず、

この石碑が建つのみ。

ご近所の方に話を伺うも、

さら地にする前は工場だったとのこと。

心高ぶる偶然の出会いだったが口惜しいことだ。

さらに車で10分ほどのところには、

尼子十勇士でおなじみ「山中鹿之助」の墓が建つ。

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志半ば、

この地で果てたらしい。

憂きことの なおこの上に 積れかし

 限りある身の 力試さん

ここも墓以外に所縁のものはなし。

さっきの方谷先生もだけど、

解説版も皆無なのが腑に落ちない。

どんな人でどんな功績があったか

もっとドーンとアピールしたらよいのに。

夕立と登山でビタビタになったので

近くの「朝霧温泉 ゆらら」でひとっ風呂あびて帰ることに。

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できたてホヤホヤの温泉で、

いかにも町が建てました風な温泉。

高速で岡山市街まで戻り、

ご当地名物ママカリを頂く。

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ご飯を借りてでも食べたくなるから「ままかり」らしい。

なんて骨の多い魚だっ!

翌朝は倉敷まで遠征して、

名物のぶっかけうどんを食す。

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釜玉うどんを注文してからの8分を待ち切れずに

ぶっかけうどん冷を頂く。

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家庭でもあるような甘辛~い汁で

正直こちらはいま一つ。

お目当ての釜玉は・・・

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あー胡椒もあうんだぁ!

とまた一つ新たな発見。

しかしだし醤油最強にうまい。

ここから7時間かけてえっちらおっちら岐路に就く。

お土産はもちろん

お腰につけたきびだんご。

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