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僕の前世はたぶんオランダ人。

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丹沢ナンバーワン絶景ルート(丹沢犬越路)

2022年12月04日 | ぶらぶらする
本日の行程は
西丹沢ビジターセンター520mから
檜洞丸1601m→犬越路1060m
→西丹沢ビジターセンター520mゴール
の西丹沢周回コース。
温泉チケット付き往復バスチケットを買っちゃったので
帰りのバスが西丹沢発14時40分縛りの駆け足でグルリと!
新松田から1時間バスにゆられて
8時半西丹沢ビジターセンター。
トイレを済ませて登山届を出して
8時45分つつじ新道登山口から入山。
檜洞丸まで5.5km。
落ち葉をふみふみかるーい沢歩き。
あっという間に
平坦な道に変わり
落ち葉をふみふみ朝日を浴びながら
静かな山歩き。
目指す檜洞丸はちょっと先だなー。
入山して30分ほどで
9時20分ゴーラ沢出会。
割りとしっかり目の渡渉。
軽登山靴だと濡れしまうので気を付けて渡ろう。
秋の木漏れ日をあびながら
気持ちよく進む。
9時半
ビジターセンターと檜洞丸の中間地点。

ここまではあっという間だが
中間地点をすぎると
直登気味に高度を稼ぐ道が増えてくる。
展望台まで300mの標識をこえると

高度を一気にギュンッ!とあげるが
あがった先にある展望台は
小枝に邪魔されながら
ギリ富士山が見えるくらいで
展望台というほど爽快感があるわけではない。
夏場はとくに展望は厳しかろう。
むしろ階段を上って
展望台ごと富士山を眺めた方が
眺めはよかったりもする。
というわけで10時展望台。
ここから山頂まであと1.8km。
いずれにしてもこの先は
高度感のある直登だらけ。
10時40分。
2つ目の展望ベンチ。
ここでも絶妙に小枝が富士山を邪魔して
富士山よりも北側の上野原方面の方がよく見える。
10時50分。
入山してから2時間。
振り返るとようやくパァーン!
と富士山が顔を出す。
背中を富士山に預けてしまえば
木道の登りも
もう気にならない。
11時
西丹沢・檜洞丸・石棚山稜の三叉路。
鹿よけの柵を左に見ながら
檜洞丸への最終アプローチ。
富士山に雲がかかり始めたのが気がかりだが
丹沢上空は抜けるような快晴。
ここから先は振り返り振り返りしながら
歩を進めるため
やや停滞気味に歩く。
西丹沢最後の秘境・畦ケ丸。
抜けるような青空へと続く木道。
振り返れば遠くに天城連山。
左を見れば手が届きそうな富士山。
贅沢すぎて足が止まってしまい。
急がなければいけないのに
なかなか足がすすまない笑。
11時10分
檜洞丸1601m登頂!
神奈川県では蛭が岳に続く
第2の高峰!
山頂での眺望はあまりよくなく
小枝に邪魔されて断片的な眺望となり
東側に
蛭が岳・丹沢山・塔ノ岳・鍋割山
北に上野原市街。

そしてなんといっても西側の富士山!
足元は若干の霜柱。
11時半
犬越路を目指して降下開始。
14時40分のバスに間に合うのか?!
そしていきなりこの絶景!
富士山はだいたい
単体でぽよーんとあるもので
いくつもの名もなき低山を従えて
その最深部で
山の王たる威風を靡かせている佇まいは初めて。
どうやっても目を奪われてしまう西側の富士山だが
足元も危ないので
崩壊の進む北斜面にまずは集中する。
右に目をやると
昨年ヒル地獄を味わった
丹沢主脈北部の姫次から延びる西尾根。
・・・。
・・・。
・・・ダメだ。
やはりどうやったって
3分おきに富士山に目を奪われてしまう。
これは富士山で足が止まってしまい
バスに間に合わない予感しかない・・・。
まぁ15時40分のバスだとしても
温泉にゆっくり浸かればいいだけだし
開き直っていくぜ。
振り返りからの檜洞丸北側直下。
富士山に気を取られながら一気に下ってしまったけど
ずいぶんと禿散らかしてるんだなぁ。
足元の丸太にはお洒落な桧洞丸の刻印。
しばらくは深い笹に覆われた
寂し気な尾根歩きが続く。
左手からは角度を変えながら
富士山が見守ってくれる。
鹿よけ柵ごしの蛭が岳。
そういえば犬越路ルートに入ってから
人の気配が消えたな・・・。
ふみ跡の怪しいルートが増えて
ちょっと迷いがち。
12時
熊笹の峰。
犬越路・檜洞丸・神ノ川の三叉路。
富士山へ向かう道。
かっこいい・・・。
西丹沢の盟主、
大室山を正面にとらえる。
富士山も随分雲が出てきた。
この辺りが大こうげなのだろうか。
熊沢を縫うように蛇行していた道が
樹林帯を急下降する道へと変化した。
もう大室山と同じくらいの標高まで下っているな。
12時30分クサリ場。
一気に下ったクサリ場を振り返る。
痩せ尾根なので道を誤ることはなさそうだけど
思いの他しっかりとクサリ場でびっくり。
尾根右手の姫次。
道は完全に樹林帯へ吸い込まれてゆき
この辺りでようやく富士山ともお別れ。
いや富士山を満喫するという意味では
史上まれにみる贅沢な縦走路であった。
終盤は雲がかかってきたとはいえ
こんなに間近で角度を変えながら
1時間半にもわたって富士を満喫できる尾根など
他にないんじゃないかな。
景色が素晴らしすぎて
止まる足を度し難いルートであった。
13時
気が付けば檜洞丸はもう3kmも後方。
犬越路峠まで500mともう目と鼻先まで来ていた。
ここまでくるとさすがに大室山は見上げる高さ。
むしろ前衛の大杉丸の存在感。
午前中通ったばかりのつつじ新道と檜洞丸。
13時
ようやく犬越路避難小屋。
このまま小屋を超えて直進すると2時間で大室山。
右に下ると神ノ川沿いに同志みち。
左に下ると西丹沢ビジターセンターの
文明の十字峠となっている。
避難小屋はピカピカで
計画的ビバークにぴったりの仕様。
トイレも非常に清潔。
13時15分
最終下降開始。
コースタイム通りに下れば
14時40分のバスにぴったり。
まずは用木沢まで2.5km。
用木沢は2021年は通行止めだったようで
ふみ跡が薄く
油断すると迷いそうなルート。
落ち葉に埋まる枯れた沢を
ひたすら下降する。
振り返ると檜洞丸。
ルートを示すテープも結構微妙で
路傍の石にテープしていたり
復旧途中の登山道って感じが伝わって面白い。
わりとしっかり目の渡渉を
何度か繰り返しながら
グングン下ってゆく。
標識はしっかりしているのに
ふみ跡が薄く
道が荒れているところがユニーク。
この辺りも渡渉が続く。
悪天時の渡渉はちょっと難しそう。
ちょっとした苔も多く
古道歩きのような雰囲気。
罹災時にギリギリ残ったような
人工物を使ってなお下る。
西丹沢の渓流に含まれる成分なのか
沢がエメラルドブルーに染まり
ダムでしっかり溜まったブルーは
ユーシンブルーなどと呼ばれる。
どこから渡渉したらよいか
迷う大きな川を渡る。
この辺りもちょっと大雨が降ったら
あっという間に通行止めになりそう。
通行止め期間が長いと
苔が多く楽しい。
時間に余裕ができてきたので
冷たい沢の水で
顔を洗ったりして
沢下りを楽しむ。
最後の渡渉。
キャンプ客がこの辺りまで入り込んでおり
一般道はもう近い。
この堰をこえると
14時
用木沢出会いで
一般道と合流。
ここからは30分の林道歩きで
ビジターセンター。
ビジターセンターに向かって
右手はずーっとオートキャンプ場が整備されている。
振り返って大室山方面。
14時15分
つつじ新道入口。
これで周回ルート完成。
最後にもう一度大室山方面を振り返る。
この大室山から
前方の畦ケ丸まで周回できるらしい。
14時25分
西丹沢ビジターセンター着。
14時40分のバスに乗って
中川で途中下車。
ぶなの湯につかって
1時間後のバスを待つ。
無色透明のサラサラした循環湯。

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