僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

珍々軒(上野)

2022年05月14日 | いろいろいただく

炒飯と餃子を頂く。

ファッサファサの卵炒飯。
これはうまい!
濃いめ酸っぱめのスープつき。
化調たっぷりめで
旨味が強く
完璧な卵コーティング。

これは家庭じゃ再現不能。
餃子はちょい大きめでパツパツの具沢山。
もっちり厚皮。
コロナが明けて
上野はどうしようもな人々でむせるような混みよう。
椅子を並べて酒をあおる人々で
路上は埋め尽くされる。
『人生には飲食店がいる』
いい言葉だ。

シャンゴ(高崎)

2022年05月11日 | 麺をいただく

シャンゴ風を頂く。

あまっ!
うすーいカツレツのうえに
ミートソースのような
おもいデミグラスソース。
なんと表現したらよいのだろう。
なんか覚えのあるこの味。
そうだ。
小学校の給食で食べた
八丁肉味噌ジャージャー麺だ...。
しかも濃い口。
もはや名古屋メシといったほうが
しっくりくるレベル。

食後にティラミスとエスプレッソドッピオ。
上州人はベスピオという
ご当地スパゲティをイタリア料理と信じているらしい。
次の機会に試してみよう。

周郷(新橋)

2022年05月10日 | 麺をいただく

13時にならんで完食は14時。
噂通りカウンター5席。
特製つけ麺を頂く。

なんて丁寧に作られた一杯なんだ。
この神々しさに
箸をつけるのを
一瞬躊躇してしまう。

繊細なさっぱり淡麗系ですよ〜
と店の雰囲気はそう言っているにも関わらず
カウンターを飛び越えてやってきた一杯は
セメントよりもセメントなゴリゴリ系。

これは騙された。

締めの一皿というのがまた凄まじく
スープで割ったのとは別に
薬味、お肉、お米が提供され
雑炊にしてお召し上がりください。
とそういうのだ。

もはや首を垂れるしかない丁寧っぷり。

狂犬の眼(柚月裕子)

2022年05月09日 | よむ

なにこれ大傑作じゃない!
読み物としては
孤狼の血よりおもしろい!
前作にない「かっこいいヤクザ」
を描きすぎるのはちょっとファンタジーだけれども
秀逸なのは前回同様に
プロローグの使い方。
プロローグの意味がわかった瞬間に
なんなんもうっ!
てなるやん。
でもう一度読み返しちまう。
この伏線のうまさが前菜にして
至上の主菜。
前作と異なり時代は平成に入っており
昭和の香りは控えめ。
この辺りが続編の映画化に際し
オリジナル脚本を用いた所以か。