(きょうがのこ 赤塚植物園)
京鹿子に雨来るまでのしずごころ
京鹿の子をんな庭師のやすみ処
「京鹿子」は初めて詠んだが、まだ観察にも至らず
なんとも付け焼刃の拙句となりました。でもでも
植物園の庭師に一人女性が居るのですが・・
紅見せてをんな庭師の更衣
なんて、ころころらしい句が詠めてました。無理矢理
「京鹿子」につけて失敗でした。
さて「京鹿子」という結社があるのをご存知でしょうか
大正九年に京都、鈴鹿野風呂(すずかのぶろ)が
創刊したもので、亡兄のお気に入りの俳人でした。
手元には現代俳句大系の三巻に収蔵された「浜木綿」
という句集のみ野風呂の句を知ることができますが
句集のどの頁を開いても旅吟であり、写生が中心と
なっています。旅吟といっても多くは伊勢志摩あたりの
景色が数年にわたり詠みこまれています。
図書館などで是非、見てください。
そして我庵?ころころ庵にこの野風呂の書があります。
友人であり。書の先生でもある人から頂いたものですが
恥ずかしながら・・読めません。
玉笹を櫛に(?)七月の鮎匂ふ だろうか?