(カルミア 赤塚公園 )
麦秋や瓶を一気のコカコーラ
カルミアというのはアメリカシャクナゲと言うらしい。
カルミアや・・・・なんて詠めるわけがないでしょ。
たとえ詠んでもカルミアから説明しなければならないし。
という訳でアメリカ繋がりで今日の拙句となりました。
* 林翔先生の添削指導の一文を紹介します。
(掲句はころころのものではありませんが)
△ 若竹の反り身え土蔵風返す
○ 若竹の反り身へ風の吹き返す
「若竹の反り身」というのは大変いい。情景を目に浮ばせる
効果がある。土蔵に当たった薫風が跳ね返るように若竹を
吹き撓ませるのだろう。着眼も良い、しかし芭蕉は「いい課せ
て何かある」と教えている。土蔵まで言わなくてもいいのだ。
言うから却ってごたごたして情景再現を妨げる。
言わなければ読者は築地とか色々なものを連想するだろうが
それでいいのだ。なお「反り身え」と言うのは新かなにも
旧かなにもない。何事にも無頓着な人は大成しないと肝に
命じてて欲しい。
あえてこの一文を載せました。俳句はただ佳句を目指す
だけではいけないのです。心使いは、言葉選びから
はじまって、鑑賞者、読者をも意識の中に置いて、また
句会にあっては連衆、幹事、主宰などにも進行を助ける
ような行動をとる事が俳句をするものの心得とすべしと
教えられました。