5月17日

2007-05-17 07:07:23 | Weblog

      (紫蘭   赤塚植物園)



    紫蘭咲きみつ雨音に起こさるる


    城址には名水のあり紫蘭濃し

 

久々の在宅の仕事となる。雨の日で丁度いい。
ここ数日、ブログは俳句のみ書き込み、時間の許す
限りに俳論集を読みふけていた。
ころころに俳論をのべる技量もなく、ただただ先人の
思いに相鎚をうつばかり。
一編の俳論に偏らず、知識として学ぶことはこれからの
自分には必要なことだと信じて・・また、自分の俳句の
傾向を確かめる上でももっと学びたいと思っている。
その上で、俳人は俳句を詠んでこそ俳人で論者は論者
今の俳句を詠む力で他者の俳句を鑑賞、添削、指導
する。つまり過去どんなに秀句を詠んだ俳人も今を読み
切ることは難しく風は読めないだろう。
俳句を詠む力=選句の力とは言うものの、詠む力も
選句の力も今という同時刻に無ければ不均衡になる。
力は足らずとも互選の意義はそこに充分有ると思う。
高点句も没句も、参加者の「来月も」「来月こそ」の
やる気になればいいだろう。
手元に届いた句会報を見てそんなふうにも思えた。



 

コメント
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