5月18日

2007-05-18 19:27:55 | Weblog

     (三社権現大社御旗  浅草神社)

 

      三社祭この町に夏はじまりぬ

 

      若女将女将にならふ祭所作


昨日は在宅の仕事をしていても、お尻がむず痒く
いてもたっても居られずに、仕事をほっぽらかして
浅草へ出かけてしまいまいまいした。 
そう17日から浅草三社のお祭がはじまったのです
私はこの神社の氏子では無いのですが、子供の頃
から見ていたお祭ですからね。
浅草に着いたのが正午丁度くらいですから、宮出し
もとっくに終わって神輿倉は空っぽ、禰宜さんらしき
人は孫を抱いて寝かしつけていました。
喧騒の裏に静寂あり。嵐の前も後も静かなりです。


私が俳句を始めた頃、俳句の雑誌は仲見世にある
清水屋書店に買いにきていました。
いまはそこのご隠居が亡くなられて、お土産の菓子屋
になっています。雷門から仲見世の大提灯をくぐって
最初の右手のお店がそうです。
そこには「雲母」「馬酔木」「秋」など数種の結社誌があり
ご隠居こと伊藤黄雀(おうじゃく)さんは「秋」の同人さん
で、しきりに入会を勧められました。
そんな風に浅草に関わってきたころころです。


   「炎暑」  伊藤黄雀   昭和57年「秋」十月号より


 喪服着て炎暑の街を一人行く
 縁側でみるアルバムや梅雨ふかし
 赤い靴はいた乙女や街薄暑
 街炎暑背中のあましドレス行く

コメント
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