1月 17日

2024-01-17 06:30:43 | Weblog
                   紙漉・寒漉・楮(三椏)蒸す・楮晒す・紙漉女




                



          紙漉くや小学校と谷距て          沢木欣一


          峡晴れて楮選る水かがやけり        栗田やすし


          寒漉きの紙の白さを眩しめり        宇野美智子


          松枯れの薪どんとくべ楮蒸す        中斎ゆうこ


          桶の湯に手を温めては紙漉けり       山崎文江


          粗壁に水陽炎や楮選る           都合ナルミ




                



                



          百漉けば百の祈りや紙漉女         林 翔


          漉く紙のまだ紙でなく水でなく       正木ゆう子 


          紙漉の裾より寒さひろがりぬ        石田あき子


          妊りて紙漉く乳房冷々と          井筒紀久枝


          火の神の棚に湯気上げ楮蒸す        皆川盤水


          大いなる日めくり紙漉女の上に       辻 桃子




                



                 サイトから一部資料・写真・知識お借りしています        
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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和紙和紙 (つわぶき)
2024-01-17 21:49:38
色紙に 短歌を書くことがありますが
紙質により 筆の滑りが全然違いますものね~
こんなに手間と暇をかけての制作・・
有難いですね・・♪~
返信する
こんばんは (ころころ)
2024-01-17 23:13:18
ありがとうございます

俳句の場合は分かち書きで無く一行で書き下します
パソコン、インターネットで俳句をするように
なってから俳句が横書きになりました
返信する

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