Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

エアクリーナーの制作Ver.1

2015-10-04 23:08:59 | Bugatti Type57SC Atlantic
この所良い天気が続きますね~
もちろん今日も良かったですね、こんなに良い天気が続きますとドライブでも行きたくなりますね~。
と言っても当方のアバルトは車検が切れてしまっているので乗って出る訳にはゆきません、せいぜいエンジンを掛けて外に出して私有地を走る事くらいでしょうか・・・(笑)

ドライブに行けないのなら来てもらおう・・・と言う訳では無いのですが広島からお客様がいらっしゃいました。
それもロータスエラン2+2でね。
今や希少な車になっちゃいました・・・個人的には好きな車でしたがなかなかご縁が無く購入は出来ませんでしたが、でもどうしてもロータスの2+2が欲しくて2代目のエリートを買ったくらいですからね~。
ただ埼玉県の所沢市まで積載車で買いに行ったその車はレストアベースなので乗って走る事はかなわなかったですね。

そして持って来られた作品がコレです!
FBにも出していらっしゃったネコに蹴られて壊れてしまった物を修復されたもの。
本人さん曰くエンジンキーが紛失してしまったそうな・・・・(笑)
下の画像は一見実車か?と思わせる様な雰囲気ですね~。

斜め後ろから・・・
確かこのキットはグンゼ産業の物と伺ったのですがたしかアレはS3だったのでホイールアーチが丸かったはず・・・S4の様に角形に直されているのかな?そしてテールランプもS3は楕円の物が付いているはずなのでこのテールレンズはロータスヨーロッパのレンズをコンバートされたのか??それを思わせないくらい自然に見えますね。

このサイドウインドウは秀逸ですね~
S3~4の辺りではサイドウインドウを下げても金属製の枠は残ります。
確かキットではサイドウインドウにモールドで枠が付いていたはずなのでこのウインドフレームは洋白角線で作られているはず・・・もっとびっくりしたのはウインドウの下側のモールですね。
何とタミヤのジャガーのメタルインレットなんだそうな・・・
良くRが有ったな~と思いますね。
僕なら洋白を潰して曲げて作ると思いますが、普通の方はそんな金属素材がある訳では無いのでよく考えて流用されていますね。
周りの景色が自然の景色なら実車に見えるかもしれませんね~。

本日最初の仕事・・・
T57Gのフレームを修正しました
当初T57Gにスーパーチャージャー付きのエンジンを載せていましたのでフレームを少し欠いていたんですね、それをNAエンジンに載せ替える為にフレームの切り欠いた部分を埋めておきました。
まあ埋めると言ってもパテで埋める訳ではなく真鍮板を切ってハンダ付けをします、この画像は真鍮板を所定の場所に当てておいて前側にハンダで仮止めしてみたところです。
真鍮板の向きや高さが不自然であればこの時点でやり直しします。
これで良ければ全体をハンダ付けします。

今日作る部品は本日のタイトルにある通りエアクリーナーなんですが今時の物とちょっと違うのはこんな部分に付いていてこんな格好をしているんです。
本体は正八角形メッシュの付く部分は円形で恐らくこの円形の部分でクリーナーのメッシュを押さえているのだと思います。

まずは正八角形を作りましょう・・・
フライスと割り出し円テーブルを使います、意外と簡単ですよ。

キャブレターとつなぐ為に中央に1.0mmの穴を開けます・・・

そしてキャブレターの連結部分に少しフランジを付けておきます。
これも旋盤を使えば簡単ね。
中央の出っ張りは高さが0.3mmです・・・中央の穴は1.0mmその外径は1.3mmですね。

そしてカットします・・・
これも突っ切りバイトを使えば楽勝ね。

作った部品はこんな感じです・・・
部品単体では大きさが良くわからないので普通のサイズのマッチ棒を使って記念撮影です・・・(笑)
部品3個でマッチ棒の先の部分と同じ位の大きさですかね~!?

次はクリーナーのメッシュを取り付ける部分を作ります。
2.0mmのエンドミルで0.3mm程掘り込みます・・・これも旋盤でね。

掘り込んだのはこんな感じになっています。
この凹みの中にメッシュを入れます・・・

外周を削って整えましょう・・・
中央の凹みが直径2.0mmその外側の寸法は2.8mm程度ですね・・・明日もう一度作り直すかもしれませんが・・・(笑)