Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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マセラティオンパレードの修理ですね

2021-08-11 21:15:38 | ミニカー修理

本日の山陰は午前中は曇りでした。
午後からは時々雨の天気でして・・・

出勤前にCafeの方でご予約を頂いたお盆の花を生産農家さんに引き取りに行って来ました。
毎年少しずつ多くなって今年は100セット!!
まるで花屋さんのトラックの様でしたよ・・・(笑)
この100セットの花も帰宅時に配達分を残して全部無くなってしまいました。
有り難い事ですね〜。

午後からも中庭の草刈りをしておりましたが途中で雨が酷くなって来ましたので・・・際刈りが終わった時点で草刈りを終了しました。
その後はアトリエで本業を開始しています。
本当なら明日から雨の予報が出ていますので今日中に芝も刈っておきたかったのですが、雨で芝が濡れてしまっていますので今日は難しいかな・・・。

今日は昨日の続きで、マセラティの修理を進めます。
まずはシャーシを塗りました。
後の部分も削って修正していますし、マフラーの取付け部分も瞬間接着剤でベトベトだし・・・
全面を元通りにセミグロスブラックで塗っておきました。

続いてマフラーですが、こちらも接着剤で光っている部分が多いので塗直しをしておきます。
元色はただのグレーでしたが・・・このカラーは今一つピンとこないのでガンメタリックにしておきます。
本当は形状も?なのですが・・・
と言うのもどこにもサイレンサーが付いていないのです。
普通なら途中にサイレンサーが付いているのですが・・・。
塗装が終わりますとエンドパイプを取付けておきます、差し込みのピンが有りますからこの部分の接着は全く問題ないでしょう。

フロントバンパーも取り付けのステーが片側折れていまして落下時の衝撃の凄さがわかりますね〜。
こちらも接着しておきましたので問題はないかと思います。
Fバンパーの下側ですがウレタンクリアーを塗りましたのでこの部分を磨いておきましょう。
クリアーを塗った付近はどうしてもミストが飛んでいますので磨きの作業は必要になって来ますね。

脱落していたフロントホイールはこの通り元通りになりました。
真鍮のピンを入れていますので強度は十分では無いかと思います。
元より良いので多分ひっくり返してみても気が付く人はいないのではないかと思います(笑)

このミニカーですが、発泡スチロールに梱包してあるだけでベース板もクリアーカバーもないのでお客様のご依頼で木製のベースとアクリルのカバーを新調する事になりました。
木製のベース板に穴の位置を採寸しまして・・・を開けて取付けましょう。

一つだけ残念な事が・・・ボディを固定するビスの位置が後の方にあいていましてね・・・ちょっと目立つのですよね。
本当ならリアのタイヤのシャフトの前か後みたいな部分に付けられていますと目立たなくていいのですが・・・
ボディの下側までモールドが再現されていますので止めビスの位置もどこでも良いと言う事にはなりませんでした。
まあこれは取付け強度強度上の問題(シャーシを通り越してボディで止めたいので)も有りますのでどこでも良いと言う訳にも行かないのです。

クリアーのカバーを取付けて完成ですね。

続いてはBBRの1/43のマセラティですね。

一見どこが良く無いのかわからないのですが・・・
ミニカーを外してみればよくわかります(笑)
タイヤが当たっている部分がプラスチックのベース板が溶けているのです。
まあこれは古いモデルなので仕方が無い事も有りますが・・・タイヤの組成の問題なので・・・軟化剤が多かったのかもしれませんね。

今回は新しいBBRのケースを持っていましたのでそれに交換します。
穴の位置は元のケースと同じ場所に開けています。
そしてミニカーを仮留めしてタイヤの脇にマスキングテープを貼っておきます、そしてタイヤの位置にマーキングします。

BBRのケースと同じケースを使えばまた溶けるんじゃないの?と思われるかもしれませんが・・・不思議と溶けない場合も有るのでプラスチックとの相性も有るのかもしれません。
しかし何も手を打たないというのはおろかな事なので・・・(笑)
0.1mmのアルミ板をカットして片面をブラックに塗っています。
大きさはタイヤの接地面程度なので小さな物ですね。

そしてマーキングした新しいベース板に両面テープで取付けます。
BBRのプレートは古い代から剥がして取付けておきました。

ミニカーを新しい台に乗せて固定しましょう。
アルミ板が目立っても面白く無いので・・・ギリギリになっています。
セミグロスブラックで塗っていますからアルミ板はほとんど目立ちません。

これで再び溶けてしまう事はないのではないかと・・・
完成後に点検していたらドア下のモールが片側浮いていましたので外して接着し直しておきました。
このままではどうせ近い内に修理をしなければならなくなりますからね・・・点検は大事ですね。

今回はマセラティの修理のオンパレードですが・・・

つぎもまたマセラティです。
1/18のマセラティクアトロポルテです。
一時期、大変流行りましたね。
今も新型が有るんですね・・・余りにも雲の上の車なので・・・興味が持てないでいる私がいます(笑)

ホイールをシルバーに塗り直して欲しいと言う事なのでまずは台座から外します。
が・・・これが実は簡単じゃないのですよね。
穴を開ける訳にも行かないので・・・裏のレザーを剥がしましょう。
今回はあっさり剥げましたが・・・なかなか剥げない物も有るんですよ。

あ〜っ、珍しいですね。
どこが珍しいのかわからないと思いますが・・・BBRなのにメイドインチャイナになっています(笑)
最終工程をイタリアでやったらメイドインイタリアを名乗れるのに・・・今回は正直にチャイナになっています(笑)
どうした事なんでしょうね〜?どんな心境の変化でしょう(笑)
まあ正直で良いかな・・・

このミニカーも台座のレザーを溶かしています。
どこが?って
タイヤにレザーがくっ付いて取れていますね。
これってタイヤがレザーを溶かしているのです、ただこのレザーは中身が厚紙なので剥げやすいのですよね。
これは直し様が無いのが残念な所です。

さてここで今日も時間になっちゃいました。
続きは明日です。
お盆まであと2日間の営業になります、この間全力で修理します。
頑張らないとね〜終わらないのよね〜。