Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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昨日の終わりに気が付いた事!?

2012-09-28 18:13:32 | Bluebird 1933
昨日、ブルーバードの制作を一段落させる為に片付けておりましたら参考写真がなぜか1枚だけ床の上に落ちました。
丁度コクピットのメーターパネルの部分だったのですが・・・。
何気なく拾って画像を見ているとなんか雰囲気が違う事に気が付きました。
その画像はこれです!


そして同じ部分の画像ですが・・・どこが違うかわかりますか?

ステアリングの前のメーターパネルが付く部分が低いですよね。
これだとメーターが付かないかもしれませんしボディ自体が雰囲気が変わって来ます。
勿論この部分は形状に手を加えた事は無く初めからこの形状だったんですね。
ですが実車画像は上の画像の通りでしかもステアリングシャフトの上側には大きめのタコメーターが無いといけませんがこの配置では大きめのタコメーターは付けられない、よって今日の作業という事で制作を開始致しました。
本来なら最終組み立てに入っているハインケルやウルフを進めたい所ですが・・・気になるととめられなくなる性格でして(笑)
この部分はメタルの板で作るのか真鍮で作るのかは悩む部分では有りますが、コクピット部分のカウルの前側が寸法に余裕が無いので強度的に真鍮で作る事にいたしました。
厚みは0.4mmを使用ですね。
こんな感じでしょうか!?コクピットの開口部とラインを上手く合わせる事が必要ですが少しずつ整形を繰り返しまして合わせます。


このままハンダ付けをする方法も有りますがボディ面と合わせるのが難しくなりますので一旦真鍮板を付ける部分を削り取ってしまい面を合わせやすくします。削ってしまうと巧くいくのか心配になってしまうのはいつもの事です。


いよいよメタルを使いハンダ付けです。
ハンダ付け自体は余り考える事は有りません、何時もの様にしっかり溶かす事ですかね。


真鍮部分はコクピットカウルとその前側のカウルにかかった状態でハンダ付けをしてありますので糸鋸で分割しなければなりません、糸鋸でカットして分割致します。


いかがでしょう!?
パネルごとに作るよりも一緒に作って切り離した方が(出来ればですが)面が揃ってきれいな形状になる様です。


相変わらずステアリングまわりです・・・ブルーバードが続きましたが今日で一段落しますかね~。

2012-09-27 19:20:50 | Bluebird 1933
本日はハインケルの一部塗装をしただけでは有りません、こちらも進めております(笑)
制作の作業内容は膨大な量が有りますが、ステアリングが付く部分で何とか一段落しそうなので明日はハインケルとウルフに戻れそうですね。

では早速本日の制作内容です。
昨日まで作っていたのはステアリングシャフトを納める為のパイプを支えるステーなのですがかなり大きめのこのパイプを1本の真っすぐなステーで支えるのは難しい様でして、実車ではもう一本の斜めの支えが付いております。
この斜めの支えですが透し図ではミッションケースの止めてあるのですがステアリングギアボックス自身はフレームに連結されておりますのでこのステーをミッションに止めれば振動が違うので金属疲労で破損しやすくなります。
私なら昨日作ったステーもこの斜めのステーもフレームに固定するのですが・・・こんな場合透し図はいい加減な部分(失礼!)も有りますので斜めのステーは自分で納得出来るフレーム側に止める事に致します。
画像はフレームに固定用の0.5mmの穴を開けている所です、2ほんの0.5mmのピンでとめますが2本目の穴を開ける場合には最初の穴に0.5mmの真鍮線を刺してずれない様にしておくと後で穴が合わないと言う事が無くて良いですね。


次はまた旋盤を回してステアリングのボスを作ります。
このボスの形状は実車画像では確認出来ませんので透し図のお世話になる事に致します(実に都合が良いですね~笑)
ステアリングシャフトをカバーしているパイプは外径が1.4mmで内径が1.0mmですから実際のステアリングシャフトは1.0mmよりも細くないと中に入りません。
よって今回は0.9mmのシャフトを使用しますのでボスの中心には0.9mmの穴をあけて外径はステアリングのスポーク部のセンター部分に納まる寸法になります。この限られた寸法の中で不自然さが無いサイズを模索しなければなりません。


ステアリングは3分割の角度を持った特性のエッチングを使用致します。
この3分割のスポークってなかなか市販のエッチングには無いんですね、まあクラシックカーに近い車種しか使わないですしね~こんなエッチングを売っても儲からないんでしょうね。
でも無いと苦労しますから、エッチングを作る時に端の方の空いた場所に作っておいた物が初めて役に立ちました(笑)
特に今回は少し大径の物を必要としますから通常のサイズの物では役に立ちません。
リムはいつもの様に真鍮の0.5mmを使用致しました。
戦前の車になりますからグリップはかなり細めですし大径であるという事も有り大きく見せたいが為にもグリップはちょい細め・・・まあ塗装で膨れる事も有りますのでこの太さでバランスを取ります。


今回使用するエッチングのスポークはハンダ代が有りますのでスポークの厚みを該当の部分だけ削っておきます。
これはタメオのフルディティールマシンの一部にはマシニングをしたステアリングのグリップ部品を見る事が出来ますが、実際にはそう難しい事じゃありませんヤスリで削り落とせば簡単に同じ物が出来るのですから・・・。


ステアリングホイールのボスの部分までを先にとり付けてみます。
長さも調整が必要ですし雰囲気はどんな物なのか・・・興味が有る所です。
ボスの前側に昨日作ったオイルシールの押さえの蓋が付いていますねこんな感じに取り付ける事になりますが、ここは簡単にするならエッチングで済ますべきかもしれませんが他の部分に立体的な部品を使用していますのでここだけをエッチングにするとバランスが良く無いですね、苦労をしてもやはり立体感の有る部品は良い様に思えます。


ステアリングを組み立てて取り付けてみました。
グリップは心持ち細く見えるかもしれませんが、グリップ部は塗装をしますので細目を心掛けます。


ここの部分で気になる事がもう一つありますね、それはカウルとの干渉です、またこの時点でカウル中側に付くであろうメーターパネルの位置関係も探っておかなければなりません・・・メーターパネルは何とかなりそうですね。



シートと内装を塗りました

2012-09-27 19:08:41 | Heinkelキャビンクルーザー
この所、ぐっと気温が下がっていまして快適な山陰です。
畑も制作も大忙しと言った所です。

ハインケルはシートの下地の塗装を致しました。
少し放置気味だったハインケルですが実はそうでもなく、内装を取り付ける事で少し狭くなってしまったキャビン内でシートに少々干渉する事が発覚致しまして調整をしてサフを塗装と少しバックしていたのでした。
やっと元に戻りましたので本日はタータンチェックの下地となるグリーンを塗っておりました、つまり下地のグリーンと上の模様を別々に作ってあわせようと言う魂胆ですね。
グリーンは微妙なカラーなのでデカールを作る場合にはシルクスクリーン印刷を使わない限り(PCデカールで対応する場合には)この様な工夫が必要となります。


塗装ついでに足下のカーペットや内装も塗っておきました。
内装はマットなグレー、足下マットは濃いマットグレーで色合いを変えておきました。
画像は同じグレーで塗った時の物です、このあと色を変更して塗り直しております。また足下マットは先日から少し形状を変更してステアリングギアボックスのカバーをクリアーする様な形状にしてあります。


いよいよ明日は自作デカールを貼ってみます、うまくいけば良いですが・・・巧くいくかいかないか誰も知りません、私も知りません。

ウ~ンなかなか難しいですね。

2012-09-25 22:08:53 | Bluebird 1933
本日の山陰は適度に風もありますし強い日も射さず過ごしやすい日でしたね。
午前中は畑で水菜やレタスなどの苗を植えておきました10m以上有る畝を4本づつ植えておきました、なんでも植え替えてポットから地植えにしてやると早く大きくなるそうなのです。
確かに小さなポットの中は根が巻いておりましてもうこれ以上延ばせない状態になっていました。
葉っぱは小さいのにね~。

昼前から製作の方の仕事です。
ステアリングギアボックスからステアリングホイールまでに1カ所ステーでとめてある部分が有りまして、これは透し図のどの図面にも描かれています。
とりあえずこのステアリングシャフトを固定する部品を作ってゆきましょう。
1mm真鍮板の細切れに1.4mmの穴を開けます。
この1.4mmと言うのはステアリングシャフトを納めるパイプの通る穴で。


この固定用の金具の部品は左右に分割されており、右側からの上下2本のボルトで挟み込む様な構造になっている様です。
なのでこの四角な部品の中央に切れ込みを入れて分割されている感じにしております、またその側面に0.5mmの穴を上下2カ所あけておきます。
これはボルトを再現する穴なんですね。


次に縦側のステーをハンダ付けしておきます。
実際にはL型のアングルを使っている様ですがわかりませんので1.0mm角の洋白角線を使っております。


ミッションケースの取り付け部分は厚みを半分に削っておいて2カ所ボルトの穴をあけておきます。
2本のうちの1本は長く残して置いてミッション側に空けた穴に差し込んで固定する為ですね。


まだミッションケースには穴をあけておりませんのであくまでもこんな感じという事ですが・・・。


ミッションケースに穴をあけてみました。
穴は0.5mmです・・・この穴をあける為にはミッションケースやプロペラシャフトでファレンシャル系統まで全て外さないと開けられない部分なのです時間がかかる訳です。
もう何度分解したか・・・。


ステーをとり付けてみました・・・いかがでしょうか?同じ様な画像で申し訳ないですね(笑)


次はステアリングの裏側のオイルシール・ベアリングを支えているフランジを作ります、ここもボルトで脱着出来る様になっていてそれには4本のボルトが使用されている様です。
真鍮から削り出し穴をあけております・・・今回は割り出し円テーブルで4分割ですね。


旋盤で薄く切り出して完成ですね、これは明日の仕事に続く部分ですね。








ボディとのクリアランスが難しいですね

2012-09-24 20:35:47 | Bluebird 1933
この数年ある会の会計係をしているのですがこれが結構大変でして特に11月3日には隣町の同様の会の方とソフトボール大会をする事になっているのですがポスターの広告を取ったり原稿を修正したりとなかなか難しい・・・ミスしたら自分の責任にもなりますし大変なんですね。
しかしどんなに完璧にしてもどこかにミスは出ます、昨年も表に見えないミスが有りまして汗をかきました(笑)
今日もロゴの確認やら集金業務やらなかなか大変ですね~。

さて本日は昨日までに制作したステアリングギアボックスの取り付けを行いました。

取り付けに先立ってステアリングホイール側のシャフトも作ります、ここは作ると言ってもそう難しい部分では無くギアボックスへの差し込み部分はテーパーになっていましてその部品を削ります。角度は5度くらいでしょうか・・・。
ギアボックス側の直径は3mm反対側は0.2mm位で長さは6mm位です、これくらいは簡単ですね。そうそう中央には1.4mmの穴をあけておきますが、ここはステアリングホイールに伸びるシャフトが入ったパイプが刺さります。実車画像を良く観察するとステアリングのすぐ裏側でこのパイプから本物の少し細いシャフトが出て来るのがわかりますね。


大きさは十分入る様に作ったはずですがボディの中はとても狭いですから当然あちこちに当たります。
少し削ったり致しましたがそう大きなトラブルはなかった様な・・・気がします。これが付くとよりメカニカルな感じが出て来ますから不思議な物です。


でも上側のカウルがきちんと取り付けられないと何もなりません・・・何とかなりました・・・。
元キットではこのエンジンの奥側・・・つまりこのギアボックスが取り付けられている部分にコクピットとの隔壁が付いていましたが実車にはそんな物は無い様ですよ。


今回色々な部分にフランジ形状の部品に等間隔に穴をあけてボルトを再現する様にしておりますが、普通にこの部品を作る場合はエッチングになります。
例えばこんな部品ですね。

普通ならこんな部品が沢山使ってあれば素晴らしい精密感とか思うのですが今は立体感の無い部品にしか見えませんね。
別に悪い訳じゃないのですが・・・私はこれを余り好まないですね。