Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日もグリルの作り直しです

2013-06-16 21:34:42 | Maybach Zeppelin
昨日の雨は畑に取っては恵みの雨でしたね。
まあ雨の量が少なかったのは残念ですがそれでも有り難いですね。
今日の水やりは少ない量で済みましたからね~。

今日は昨日作ったボディの部分を比較検討します、幸いにして予備のボディを付けて頂いていたので引っ張り出してみます。
キットのままではグリルの取り付け部は僅かに斜めになっています。しかもグリルの前側のエプロンはかなり長めの設定ですね。これだけエプロンが長いとグリルをかなり斜めに寝かせないとグリルの先端がパンパー寄りもかなり上側になってしまいます・・・ここが何となく綺麗に納まらない原因なんですね。

昨日加工したグリルの取付け部分をあっさりと取り外します。
原型を壊さない様に取り外すのはちょっと神経を使いますね。

メタルの板を使いボンネットフードを延長しました、予定では2.5mm程かと思っていますが少し長めに延長してグリルと削り合わせをしようと言うつもりです。

ボンネットフードの長さを比較しますとこんな感じです。
エプロンがこれだけ短くなればグリルも垂直に立てる事が出来そうですね。
グリル取り付けの前面はまだ整形をしていませんので斜めになっていますがご容赦下さい。

三度グリルを作ります、まずは真鍮板を切り出します・・・。
3度目になるとさすがに手慣れたもの・・・

グリルの上側をハンダ付けしてみました・・・
削りあわせているうちに時間が過ぎてしまいました今日は作業終了になってしまいました。

何だか作業が進んだのかそうでないのかよくわからないですね。

今日の製作は10歩進んで9歩下がる・・・

2013-06-15 21:08:46 | Maybach Zeppelin
本日は久しぶりの雨模様で朝の潅水からも開放されて朝から製作開始となりました。
潅水を忘れての製作はなかなか気分が良いですね~。
多分明日からはこうはいかないんだろうな・・・。

それとまたサイバー攻撃でしょうか!?本日のアクセスが10000を越えていますねIPは420程なんですが・・・普通の一般人のブログに10000を越えるアクセスは異常ですよね。

しかしここにも落とし穴が有りました。
先に結論を申し上げておきますと作った後で実車の画像が見つかった様で作った物と形状が違う事が判明して明日もまた作り直しという事になってしまいました。
よって本日の成果はどうやって作るのかという事と素材はどれを使えば良いのか・・・と言う2点しか無いと言う事になりますね。

では朝からの製作をご覧頂きましょう(笑)
もう一度おさらいをしておきますとこちらがキットオリジナルのグリルでメタル製の物にメッキをしたもので表面のザラザラした鋳物にメッキをかけた物で修正はほぼ不可能。

形状もちょっと変ですね・・・この時点では何となくですけど・・・。

メッシュの抜けも何とかしたいですし・・・

そこで本日の仕事ですが本日は0.5mmの真鍮板を切り出しました。

ケガキラインに沿って削っています。

上側の中央部だけ真ん中が出っ張る様に曲げています。
中央部は後に切り取るのでこれで良いのです。

そして昨日作った物と並べて記念撮影・・・
昨日のは半分から下側の幅が広くてボディラインと合わないのです。

ラジエターの上側だけ厚みの部分のパネルを取付けてみます。
一見長い様に感じますがこの長さが無いと正面から見た場合にバンパーの随分上側でグリルが付いている印象が強いのです。

実車のグリルはこんな感じ・・・見た目ではフロントバンパーの少し上側までグリルが伸びているのがわかりますね。
まあ良いでしょうグリルの両サイドのパネルを取付けましたここの部分も後々整形する事を考えて少し厚めの0.5mmで制作しました。
ザックリと削ってみましたよ

ボディに取付けてみるとグリルの前端からボディのエプロンまでの距離はこんな物ですが先程の実車の画像と比べるとグリルが少々長い印象が有りますね・・・

まだ良くわからないので取り敢えずグリルを細かなペーパーで仕上げてみました。

そして雰囲気が変わるかも・・・と思ってグリルの中側を糸鋸で抜いてみます。

今度はヤスリで整形です・・・

大まかに仕上げてみましたのでボディに当ててみると・・・何となく雰囲気は良いけど・・・何かが変ですね。

問題点が今一歩はっきりしないのでそのまま製作続行です・・・
内側の角をリューターで彫って余分なハンダを取り除きます。

何となく今まででは一番良い感じですね・・・記念写真!

ラジエター後ろのパネルが足らない部分を真鍮板で作ります。

こんな感じで・・・如何がでしょうか・・・。

メタルを盛って整形です
下側はグリルが厚く見えない様に0.5mmの真鍮線をハンダ付けして整形しております。




とここまで来て実車のこの部分の画像が・・・届きました!

キットのままで形状は良かったのですがキットのままでも問題点が有りましてグリルの後ろ側は実車は垂直ですがキットの物は上側が少し後ろ側に下がってグリル自体が少し斜めにスラントしています。
しかもこの画像を見るとグリルの下の端がバンパーよりもほんの少しだけ上で終わっていますこのグリルの長さで作るにはグリルをもっと立った形状にしなくてはなりませんがそれは上記の『グリルは垂直に』と言うのと完全に符合します。
しかしグリルを垂直にして長さをこれに合わせるとグリルからエプロンまでの寸法が長過ぎる形状になってしまいますね・・・これは一体どう言う事なんでしょう・・・。
もう一度実車の真横からの画像を見て見ますと

確かにグリルの上側はほとんど垂直に見えますね・・・
よく見るとグリルの位置がキットと違いますね、この画像はフロントガラスの部分から見ていますがフロントホイールの中心線の部分にグリルが有る様に見えます(遠近感を考慮して)キットの物は明らかにボンネットが短くてグリルが後ろに寄っています。
ボンネットの長さを3~3.5mmほど長くしてグリルを立ててやれば良い位置関係が出てくると思われますね。
明日はこの部分から作り直しを致しましょうかね~。

長い更新の割りには全く前に進んでいない製作記でした、明日は進みたいな~!



グリルはどうやって作ろうか・・・

2013-06-14 21:32:32 | Maybach Zeppelin
今日は午前中曇りで多湿な感じでした、午後から雨が降ると言う予想なのですが・・・ちょっと降りそうも無い感じですね。
本日、ブログのアクセス順位が過去最高になりました。
といっても余り順位を気にしないのですが、他に良い話が何も無かったので・・・(笑)
gooブログの全数1886197ブログ中1009位です、今までは1300番くらいにはなった事が有ったのですが・・・1000番台は今まで無かったと思います、ひとえにご訪問頂いた皆様のお陰ですね有り難うございます。


こんな記念日にスッキリとした話題をお届けしたいのですが実はそんな訳にもいかなくて・・・グリルの制作でなかなかスッキリとはいかないんですね・・・(笑)
まあ笑っている場合じゃないんですが・・・。

グリルはバンパーなどのクロームメッキパーツと同じくクロームメッキで仕上げたいので真鍮の無垢のブロックから削り出したいのはやまやまなのですが、無垢から削り出すとグリルのメッシュを裏から取り付けたいのにどうしても厚みが出てしまいます。
厚みが有るとメッシュが奥の方に入り込んでしまいますのでこれも雰囲気が良くないですね。
ここは仕方ないけど真鍮板の箱組みで作りましょう。
まずは正面の板を切り出してから上側の板とハンダ付けします。
このハンダ付けの角度でグリルの全てが決まると言っても過言では有りませんからこの角度は慎重に決めます。

サイド側の板をハンダ付け・・・一見形が思った通りに出ていない様な気がしますがここはじっと我慢して作業を進めます。

まわりの余分な真鍮板をザックリ削ってみますと何やらグリルらしい形状が出て来ます。

更にもう少し奇麗に整えて・・・ボディに乗せてみて雰囲気を確認します。

実車画像と同じ角度にして比較してみます・・・まずまずか・・・。

実はキットのグリルはグリル自体の後ろ側の形状が少し違っていて不自然なんですよね~。
キットの物はグリルの後ろが垂直に切れています前側が斜めにゆったりとRを描いているのでグリルの部品が異様に厚くてかなり変なのです。
実車のこの部分の拡大写真は無いけれどここは少し斜めに流れていた方がかっこいいと思うんですライトの陰になって僅かに見えるこの部分では実車もこんな感じになっているみたいなんだけど・・・

実はこの前にロウ付けで組上げたグリルも作ったのですがどうもしっくりこないんですよね・・・。
実はこのグリルも今一歩ピッタリこないので明日もう一度作り直す予定なんです、グリルの両サイドがちょっと膨らんでしまったのと幅が僅かに広く感じるのでね。

と言う事で明日もマイバッハを作りますよ、グリルが完成すると良いですね。

本日は休日ではないですが・・・

2013-06-13 18:24:33 | Rossoの休日
本日のカテゴリーは少し変わっていましてRossoの休日になっています、しかし本日は休日にした訳では有りません。
このカテゴリーに統一しておかないと後でご依頼主との間に立って頂いた自動車屋さんがSAアペルタの制作記を印刷してお客様にお届けになる時にお困りになるはずなので・・・何しろご依頼主の方はインターネットやメールとは全く関わりのない世界に住んでいらっしゃいますので。

今日も暑かったですね予報では最高気温が31℃となっていましたがどれ位上がったのでしょう。
朝9時頃に道路が少し濡れる位雨が降りましたが単に湿度を上げただけで蒸し暑い事・・・。

さて本日は途中になっているSAアペルタを区切りの部分まですすめておきたいと思います。
昨日トランクにパテを盛りましたがマスキングテープで仮止めしている都合上問題の有る部分全てにパテを盛る事は出来ませんでした。
取り敢えず昨日盛った部分は硬化後にザックリと削ってしまいました。
続いて昨日盛れなかった部分にパテを盛ります、昨日と同様にマスキングテープで昨日と違った部分を仮止めしておきまして・・・

ミニカーのリアブレーキの不要な部分を削り取ってボディに取り付けました。

このディスクの中央にホイールのセンター部分がは入らなければなりません。
微妙にセンターの部分を削っておきます。

リア側はフロントと違い少し削っただけでスッキリと収まりました。

フロント側は少し問題が大きいのですが・・・先にタイロッドの長さを調整しておきます、トーアウトのままではかっこ悪いですからね。
タイロッドを一度切って短縮してセンターに1.0mmの真鍮線を入れてつなぎ直します。

フロントはセンターの部分をもう少し多く削ってやらないと所定の位置に嵌りません・・・ちょっと時間がかかりましたがやっと終了しました。


BBR製の物はブレーキディスクの面がエッチングで出来ていますのでなるべくならこれを使いたいですよね。
BBR製の完成品はゴム系の接着剤(バイソンか・・・)で組んである事が多いのでエナメルシンナーに浸けて分解します・・・完全に溶ける事は無いですが接着剤が緩んで外しやすくなりますよ。
ブレーキキャリパーもこちらの方が感じが良いので何とか使いたいですね・・・

普通キャリパーだけを切り取るならディスク面に鋸を当てながら切り出しますがこの方法では鋸の厚み分だけキャリパーが薄くなってしまいますし鋸の切断面を仕上げる為にペーパーを掛けるとその分余計に薄くなってしまいます。
なのでディスク自体を旋盤にくわえて突っ切りバイトでデュスクの部分を削ってゆく事にしました、この方法ですとキャリパーの厚みは損なわず奇麗に切り取る事が出来ます。

完全に切り取ったキャリパーがこれです・・・ミニカーのディスク面に接着して使います。

もう何も使う物が無くなってしまったBBRのディスクブレーキです・・・

使う時にはこんな感じで使いますね・・・
1個だけFerrariの文字が無くなってしまいましたがこれは後でデカールを作れば良いので心配してないですね・・・。

本日一番最初にパテを盛ったボディを整形しております・・・荒いペーパーでザックリと削っております・・・

パテを400番まであげて研磨・・・ホイール/タイヤを付けてみました。
ホイール/タイヤはBBRの物ですがこれだけピッタリと付くなんて信じられません・・・。


コクピット後部のSAアペルタ専用の造形部分はこの部分をBBR製を使っていますのでそのまま使えますね。
当然ながら何も問題が無いです・・・。

その後ろ側の整流板も取り付けてみました、これもBBR製なので全く心配がないですね。
もうすっかりSAアペルタしています・・・(笑)


本日も暑い日でした~!

2013-06-12 23:36:57 | Rossoの休日
本日は朝から真夏の様な青空で梅雨はどこに行ったの???
と言う天気でしたね。
となり町の松江市では摂氏34度を記録したらしい・・・もう真夏ですね。
そんな中畑の野菜に潅水をしておりましたら気が付いた時にはすでにお昼を大きく回った頃でした。
13時半を過ぎてからお昼ご飯を食べてようやく本来の仕事にかかります。

今日は定休日なのでSAアペルタがメインですがせっかくの休日なんでいつもは出来ない事を優先して行いたいと思いましてマクラーレンMP4/4の修理を行う事にいたしました。
いつまでもお預かりしているのも申し訳ないですしね。
まずは失われてしまったリアウイングのスプリッターを取付けました。

問題点の一つだったウインドスクリーンも元通りにしました。

ご依頼者の息子さんが落として割ってしまわれた

クリアーのカバーも新しい物に交換致しました。

修理が完了しましたのでご依頼者の方に向けて発送致しました。
明日にはお手元に届くのではないかと思います。


さて本命のSAアペルタは・・・
リアスポイラーの大きさを変更した為にボディラインとのつながりが不自然になってしまいましたのでこの部分をパテで修正致します。
実際にはそう多くのパテを盛る訳じゃないのですが少しの量でもラインが変わって十分な効果を発揮する物と思います。
不要な部分にパテが付くのを防ぐ為にマスキングテープを貼っておきます。ボディにトランクをあわせる為に装着状態でパテを盛りまして分割部分はデザインナイフを入れて切り離しておきます。

デザインナイフで分割部分を切り取ってマスキングテープを剥がしてトランクを取り外します。
このまま硬化したらボディに再び載せてからペーパーを掛けてラインを合わせながら削ってゆく予定です。


ボディにパテを盛ってしまったので他の部分の製作をしなければなりませんので足回りの製作を進めておきたいですね。
ホイールを固定する為には二つの方法が有りましてホットホイールのミニカーの足回りを使う方法かそれを一切無視してシャフトを使って新たに足回りを構築するかの二つですね。
今回は前者を採用してステアする機構を活かす事にいたしました。
しかしBBR製のホイールやブレーキの出来の良さも理解出来ますのでホイールのスポークから見える部分はBBR製を移植する事にしました。
まずはホットホイール製のブレーキシステムの不要な部分を削って落とします、今回はフライスを使って削り落とします。

削った所は・・・今回はフロントもリアも同じ様に削って移植する事にいたしました。

と言っても楽じゃないのはシャーシをGTOの物を使用しましたのでこのアップライトの部分もGTO用を流用する方が間違いないですね。
599GTBと599GTOはこの部分の部品が似ていますが寸法は全く違っていまして形状だけでどちらを使うのか決める事は大変難しい事なのです。
GTO用はカーボンブレーキなので冷え過ぎない様にカーボンブレーキディスクにカバーが付いていましてこんな感じになっています。
これを全てきれいに削り取っておきました。

アップライトとステアリングのタイロッドはアップライト側のピンを焼き止めする事でタイロッドを留めていますが焼き止めした部分を切りとりました。

微調整などの時に不都合なのでこの止めの部分をビスドメに変更しますが、元々のピンを切り取って穴をあけて極小ビスが打てる様にします。

よく見るとタイロッドの長さが少し長そうで反対側のアップライトを直進状態にするとこちら側はこんなに開きます・・・トーアウトという状態になっている訳ですね。

ホイールはBBRの物を使いますがセンター部分の直径が6.2~6.3mm有ります、しかしホットホイールのミニカー側の穴は6.0mm指定していますので中央部分の太さを調整しながら削ってミニカーの足回りにあわせてゆきます。
ここでも運が良かったですねホイール側が微妙に細く、ミニカー側の穴が広かったらセンター部分を削るだけでは組み合わせる事が出来なかったのですから・・・。