Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ラジエターのメッシュと跳ね石防止のメッシュの取り付け

2017-04-17 22:38:21 | OM Superba 1927
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今日の山陰は少し荒れ模様でしたね。
この数日の好天が嘘の様に雨が降りました。

まあ天気予報では台風並みに発達すると言われていましたがそれどころでは無かった様な気がします。

さて、天気の話題はそこそこにしておきまして
本日は東京から珍しいお客様がいらっしゃいました。
「いのうえこーいち」さんは皆さんご存知でしょう。
自動車と鉄道模型の本を出費つしていらっやる方です。
私はこの方の名前を聞きますとスクランブルカーマガジンを思い出しますね。
スクランブルカーマガジンと言いますと今のカーマガジンよりもず〜っと前、カーマガジンの名前の前身である雑誌の名前なのです。
私が大学生の頃に発行された雑誌でして今のカーマガジンと比べますとずいぶん厚みが違っていました。
しかし、読みどころの多い本当の趣味の雑誌(商売のための雑誌ではないという意味です)でしたね。
そのいのうえこーいちさんがディノ246GTの乗っていらっしゃいました。
凄いですよね〜良い車ですがディノ246GTですよ・・・こんな雨の降っている日に・・・しかも上品な奥様と一緒にですよ!

現在いのうえさんは趣味人クラブという雑誌を作っていらっしゃるということですが、実はこの本一度本屋さんで拝見しましたがその時はお財布を忘れていまして買えなかったのです。
その後本屋さんに行ってみましたが既にこの本は売り切れておりました。
隣町だったので取り寄せ依頼をせずに帰りました、というのもCafeの方に本を届けていただいていますのでそちらで注文しておけば届けてもらえると踏んだからだったのでした。
しまし注文する前にご本人様にお会いできました!
なかなか面白い内容なので本屋さんで見つけられましたら一度お手にとって見てみてください、きっと買いたくなると思います。
私などこの本を見てスクランブルカーマガジンの頃を思い出しました。

その他にも本日は盛り沢山でして午前中は見守り犬の表彰式に行ってきました。
この犬は11歳になりますが8年間飼い主の方と一緒に朝通学の小学生の列を見守ってくれていました。
私は安来安全協会の安来支部の副会長をしていますので出張の会長の代わりに副賞の贈呈をしてきました。
夕方のニュースではNHKと民法2社のニュースの時間にその様子が放送された様です。
ただ最近は肖像権の問題がありますので顔は出なかったらしいですよ(笑)

本日の仕事はここからですよ
時間はあまりありませんが・・・
昨日作ったラジエターを再加工します
凹みの部分にエッチングをはめられる様にしていますのでStudio_Rosso製の真鍮製のエッチングをカットしてはめ込んでいます。
時代を考えてラジエターメッシュではなく普通の凹凸のあるものを使っています。

エッチングのラジエターは縦に使っています・・・
この辺りエッチングを横に使うのか縦に使うのかはその雰囲気なんですね。
雰囲気にあった使い方を考えます。

キットにはラジエターの前に取り付けて前の車の跳ね石がラジエターの方へ直接当たらない様にするためのメッシュがついているのです。
このメッシュにはスパーバの文字がついているのですが・・・
このエッチングはあまり使いたくないのです
理由はエッチングのメッシュは凹凸が少なくてプレスでエッチングを作ったいわゆるパンチングの様なメッシュなんですね。
しかし、この時代のメッシュは編んだメッシュが多いのでこのエッチングでは少々役不足なんです。

そこで編んだメッシュの周りに0.2mmの洋白線で枠を作りましてハンダつけしました。

不要な部分をハサミでカットしましてヤスリで整えました。
エッチングのパーツとは比較にならないくらい臨場感のある部品になった様な気がしますね。

このメッシュの取り付けですがラジエターグリルにペッタリと取り付けられている訳ではなく少し間隔をあけて取り付けられている様なのです。
それもステーの取り付け部分はラジエターの側面ではなく熱交換器に比較的近い部分に4本のステーを取り付けてある様です。
どうしたら一番それらしく見えるのか考えたのですが・・・
ラジエターの四隅の部分に0.4mmの穴をあけました。

ここに0.4mmの真鍮線を瞬間接着剤で仮止めしておきまして長さを揃えるためにペーパーで削りました。

上側にメッシュを乗せておきまして位置を確認してからハンダ付けして固定いたします。
仮組み終了後にはアセトンで分解しますとグリルん取り付けた方が分離して分解できる予定です。


夕方お客様からご連絡をいただきまして少し直さなければならない部分が発生いたしました・・・
大変な部分もありますが今の内なので直しておこうと思います。
資料の無い車はなかなか大変ですね・・・まだ塗っていませんから何とでも直せますからセーフといえばセーフなんですが・・・。
いい加減な事をしても楽しく無いですからね・・・やる時にはしっかりとしておく方が気持ちがいいですね。

工具箱・フロントスクリーン・フロントグリルの制作

2017-04-16 22:52:37 | OM Superba 1927
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今日は大変暑かったですね。
25度くらいは有ったのではないかと思います。
午前中は屋外で春蒔きの野菜の種をまいておりました。
レタス、バジル、オクラ、ズッキーニ、水菜というところですかね。
全部芽が出たら大変な事になりそうですが・・・まあそんな事もないでしょう。
久しぶりに汗を流しましたね。

さて制作の方はガソリンタンクの隣の方に有る工具箱を作ります。
この部品はホワイトメタル製の部品なのですがよく見ますとゴム型が変形していたらしく断面が平行四辺形になっていましたのでモールドがいくら良くてもそのままでは使えませんでした。
仕方がないから削って形状を直しました。
今考えますとフライスで削ったほうが楽だったかもしれませんね・・・。
おかげでモールドは全て削り取ってしまいました。

工具箱の革製のバンドを真鍮の帯金で作って見ました。
細かなモールドですがこれが後で効いて来るのです。

工具箱に取り付けますとこんな感じになります。
バンドは革色で工具箱はブラックかな・・・。
色も想像しながら作りますと楽しいですよ。

後ろ側にはヒンジの部分を真鍮線で作っておきました。
細かな部分ですが何もないのは不自然ではないかと思いまして取り付けておきました。
ここまで一生懸命作ってもほぼ見えなくなるのですが・・・。

工具箱はこの位置に積み込まれます。
上側にはトノカバーが付きますからね〜ほとんど見えなくなるのです。

次はフロントウインドウを加工します。
フロントウインドウのパーツはコの字型のものが付いていますが当時のウインドウガラスで上側のフレームがないのは強度上ちょっと考えられないので上側の枠を作りますが、下側のフレームが少し厚いので削りたいのですがそのままでは強度が弱すぎて削れないのです。
そこで真鍮板にハンダ付けをしておきましてフレームの内側になる部分をヤスリで削っています。

上側は洋白線を潰したものを使って作っています。
ただこの部分は多分ボディ色と思いますので別に真鍮でも良かった様な気がします。

リアフェンダーのステーはフェンダーと一体でかなり無骨なものが付いていましたが写真を見る限りそんなに太いものではない様なので少し細いものに作り変えています。

ボディにフェンダーを取り付けますとこんな感じになります。
写真では買う人できるかできないかくらいのステーがついている様なのですが・・・悪路を走るレースでしかも道路が決して良く無かったはずなので・・・振動で壊れなかったのかな?

ウインドウのステーはもう少し写真がよければ作り方もあるのですが・・・
あとは両サイドに固定用のロックを取り付ける事になります。

次はフロントグリルを作ります。
キットの部品はホワイトメタルにメッキをしたものが付属していますが今ひとつシャキッとしていないのです。
何かダルイ感じがどうも好きになれないのです。
実車の写真を見ますとこのOMという車はもっとピシッとした感じなのです。

0.8mmのエンドミルを使いまして厚さ2.0mmの真鍮板を掘っています。
なぜ0.8mmなのかと言いますと大きなエンドミルの方が早く作業ができるのですが、大きなエンドミルでは四隅が綺麗に掘ることができないのです。
ここを正確に90度に掘り取ることは理論上無理ですができるだけ違和感のない様にと思いますので今持っているエンドミルの中で一番細いものを使いました。

ちなみにフライスですから手動で削っています。
出来上がりはこんな感じになります。
メッキで仕上げたいのでハンダ付けはせずに削り出しで真鍮一体の仕上げにしたいのです。

掘り下げたグリルの周りを糸鋸で切り離してからヤスリで仕上げます。
左側が今回作った真鍮製の一体品のグリルで右側がホワイトメタルの鋳物にメッキをしたもの・・・なんとなくシャキッとしていない様な気がしますよね。

次はセンターの上側にラジエターキャップを取り付けるための穴を開けますが、この様な場合はドリルで穴を開けますと必ずどちらかに寄ってしまいます。
まあ穴を開ける面が平面ではないのですからこれは仕方がないですよね。
こんな場合はフライスの刃物で穴を掘りますと綺麗に決まります。
ちなみに今回穴は1.0mmにしていますが綺麗に開けることができました。

グリルをボディに取り付けてボンネットの中央上部にボンネットヒンジを取り付けておきました。
このボンネットヒンジとラジエターキャップは位置がピッタリと合っていないと見た目が変ですよ。
ここを合わせるのもなかなか難しいのです。
今回はキットのヒンジにきちんと合わせてヒンジのラインを掘っておいたのですがほんの僅かにずれていまして、もう一度メタルで埋めてから掘り直しました。
写真はないですが思ったよりも遠回りな仕事でした、掘る前にもう少しきちんと確認しておけば良かったです・・・(汗)

スペアタイヤホルダーの制作

2017-04-15 22:37:15 | OM Superba 1927
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昨夜、自宅で就寝中に雨の音で目が覚めました。
何時頃だろうと思いましたが、またそのまま眠ってしまいました。
何だか雷も鳴っていた様な気がします。

朝になると雨は止んで良い天気です。
何だかすごく得をした様な気がしました。

昨日までで中庭の草取りと芝刈りは終了していましたので今日は気が楽ですね。
午前中は隣町の模型屋さんに切れていたフラットブラックとシルバーの塗料を買いにゆきました。
模型屋のおじさんとしばらく情報交換です。
静岡も近くなってきましたからそろそろ静岡ボビーショウの情報も出てきていましたね。
Lさんからもご連絡をいただいていますのでできるだけ出席したいのですが・・・
行くなら金曜日の業者招待日と土曜日の一般開放日を見学して帰ろうかな・・・という予定ですがどうなることやら。
まずお休みを取れるのかな・・・?

さて本日の制作はスペアタイヤのホルダーを作ります。
ミニカーのキットではホイールの中心のピンをボディに穴を開けて差し込んで接着という事になっていますが、実車を知っている!?私から見るとボディのアルミにスペアタイヤを支えるほどの強度はありませんから何かホルダーがないとスペアタイヤを支えることができませんましてミッレミリアを走りきることなど出来るはずもない。
そこでホルダーを作って見ました。
左は最初に作ったもの、右は2つめです。
左の物は余りにも無骨すぎますからね・・・


ホルダーは下側の二つの爪でタイヤの部分を支えて上側の一つの爪で上側を支えるものが一般的です。
なぜ上側にも爪が必要かと言いますと車がバウンドした時にスペアタイヤが相対的に上側に放り上げられる様な動きになるわけでして上側にも本来は爪が必要になるのです。

裏から見舞うとこんな感じになります。

ところがこの車の場合はスペアタイヤの脇にフェンダーがありますから上側に爪がありますとスペアタイヤを必要とする時に上側に持ち上げられなくてスペアタイヤが使いにくいわけです。
しかも当時の道路状況は今とは比較にならないくらい悪いものでしてタイヤのパンクは日常茶飯事なのです。
考えて見てください皆さん前回車のタイヤがパンクしたのはいつでしたか?
私は・・・運転し始めてから1回くらいしかパンクをしたことがないのです。

と言うことで上側の爪をカットしてしまいました。
実車と同じかどうか決定的な写真は無いのですが実車のメカニズムを検討しておくことで組み立てやすさもい影響が出てくると思います。

次はこのホルダーをボディに止めるためにピンを植えておきます。
太さは0.8mmほどにしました。
実車では下側の部分をボディの下側を通るフレーに止めてあると思いますが模型の場合はボディの部分をメインで取り付ける様にします。
もちろん下側も止めますよ・・・実車通りですね。


ボディにスペアタイヤホルダーを取り付けて見ました。
なかなか良い感じで取り付けられますが、この後スペアタイヤを固定するベルトがフェンダーに干渉する事になるのです。


ついでにタイヤも載せて見ます。
タイヤの位置が高すぎると見た目が悪いのでその辺りもチェックしておく必要があります。
もちろん前後方向も確認しておきます。

いよいよ次は革ベルトを作ります。
長さを調節してカットしました、長さや角度を検討して実車の雰囲気をよく醸し出す様にしたいですね。

この車の場合は3方から革ベルトで固定されていますが中央は丸いリングで接続してあります。
このリングはスペアタイヤの中心の上側に来る様に配置します。

まずは上側のベルトを作ってゆきます。
上側のベルトはU型に曲がっていまして比較的短いものですね。
丸いリングは上側のベルトに取り付けておきます。

実際にスペアタイヤに取り付けて見ますとこんな感じになります。
なかなか雰囲気が良い様に思いますがいかがですか?

次は上側のベルトのつなぎ目を作ってゆきます。
取り付けはハンダ付けをしますが不得意な方は接着剤でも大丈夫と思います。

続いて下側のベルトを作っておきます。
こんな感じでいかがでしょうか?

作業がやりにくかったのでフェンダーを取り外しておきましたが、スペアタイヤの取り付けが完了しましたので元に戻しました・・・
するとここでベルトとフェンダーが干渉することが判明いたしましたフェンダーを少し削って干渉を回避しておきました。
実車がそうなっているのかよくわからないのですが全体的な雰囲気は悪くならないのでこの回避方法でよろしいかと思います。


明日はフロントウインドウとそのステーを作るところから始める事にいたしましょう。

トノカバーと内装小物製作

2017-04-14 22:14:44 | OM Superba 1927
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今日も昨日に続きいい天気でした。
気温は20度近くあったのではないでしょうか・・・
中庭の芝刈りの続きをしていたのですが汗が出るほど暑かったですよ。
昼過ぎまでかかってやっと芝刈りを完了しました。
春一番の芝刈りは雑草が多いので時間がかかるのは毎年の事なのですが、今年は特に時間がかかった様な気がします。
昨年はちょうど家内が入院した時期と重なっていたので雑草を取るのがいい加減だったのかな・・・!?
その雑草が残っていて今年は特に草が多かったとか・・・(笑)
まあいいや、とりあえず今年一番大変な部分は乗り越えたですね。

芝刈りの途中でサクランボの木を見て見ますともう緑色のサクランボがたくさん実っていました。
このまま育ってくれれば今年は昨年以上にサクランボが取れるんじゃないかと思います。
今年もサクランボのジャムが作れるかな??


さて本日も製作も進めなければなりませんね。
本日はわかりにくい幌の部分をなんとか作りたいのですが、その前にトノカバーを作らないと畳んだ幌とのクリアランスが決まらないのです。
と言うことは幌を作るためにはトノカバーを先に作らないとどうにもならないと言うことになります。
トノカバーはいつもの様にティッシュペーパーと木工ボンを水で薄めたものを使って作ります。

乾燥機に入れて乾燥させたら30分ほどで完成いたします。
余分な部分はナイフやハサミを使ってカットして整えています

最近のレストアされた車を見ますと幌とトノカバーは別々の様に見えます。
では当時のは?と言いますとこの部分の詳細な写真が存在していないので全くわかりません。
想像力を養うのにはなかなか良いですね。

しばらく考えながら他の部分を作りましょう。
洋白の丸棒を削っています
・・・この部品はシフトレバの付け根の部品なのです。
この部品がセンタートンネルの上に開いた穴から出てきていてその中央にシフトレバーが出ているのです。

部品を取り付けてみるとこんな感じですね。
センタートンネルがこの形状で正しいのか定かではありませんが・・・
この部分は写真が全くないのです。

シフトレバーの根元の部品まで凝って作ったくらいですからシフトノブも考えないといけませんね。
シフトノブの作り方ですが普通はエポキシ樹脂を盛って作ったりいたしますが、今回は違いますよ。
真鍮の丸棒から削り出しましてリューターに固定してから更に削って作ります。

同年代のOMの写真を見ますとシフトレバーはダッシュボードの奥の方から生えていまして手前側にグッと曲げられてステアリングの近くに配置されていました。
その雰囲気が良かったので同様の形状にして見ました。

いよいよ次は幌の骨ですね。
0.7、0.6、0.5mmの真鍮線を潰して幌骨を作って見ました厚みや幅を変えて色々やって見ましたが0.5mmが一番良かった様な気がします。
端の方に0.4mの穴を開けましてここをボディにピンで留める予定です。
最近のレストア車を見ますと幌の骨は色から判断しますと木製かもしれません。

幌骨の固定は普通1箇所になっているものが多いのですが、この車は3つの幌骨が別々の場所で固定されている様なのです。

全体を眺めますとこんな感じになります。
雰囲気はなかなか良いじゃないかな〜



明日はスペアタイヤの固定金具とウインドウのスクリーンを何とかしたいですね。

ガソリンタンクの固定とホロ骨

2017-04-13 22:17:19 | OM Superba 1927
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本日も春らしい天気で暖かかったですね、風が吹くと少し寒く感じますがこれは春らしい事なのです
あまりにも天気が良かったので昨日に続き中庭の芝を刈りましたが・・・今日も完了せず。
と言うのも大きな音が出る芝刈り機はお昼時にお客様が昼食をとっていらっしゃる時間帯には芝を刈ることができないのです。
と言うことで11時半から午後2時までは芝刈りも休憩に入ります。
最終的に2時から3時半頃までは芝を刈りまして全体量の4/5まで芝刈りが完了しました。
あと残るは1/5ですね。
明日も天気がいいらしいので残りを片付けてしまいたいところですね。

本自治の中庭はこんな感じです・・・
花桃の花が満開になりましたよ。
赤、ピンク、白と3色の花桃を植えてありますが全部満開でとても綺麗です。

昨日作ったガソリンタンクは固定のためにバンドで留められています。
キットのタンクではバンドがタンクの周りを一周巻いてあるモールドが入っていますけどこれはありえませんよね。
タンクを一周巻いたのではタンクを固定できないのです。
タンクを固定するバンドはこの様にU型に曲げられて下のフレームに固定されなければならないのです。

そしてこのバンドの先はどうやって固定されるかご存知でしょうか?
いくつかの方法がありますが模型の場合は床にこのバンドが通る様な大きな穴を開けまして差し込んで接着剤で止めますが、実車ではそんな方法で留めることはできません。
普通はタンクの受けを作っておきましてバンドの先にネジを切ったボルトを溶接しフロアに穴を開けてナットで固定というのが一般的でしょうか・・・
模型ではボルトを溶接というわけにはゆきませんから0.5mmの洋白線をバンドにハンダ付けしまして接着用の差し込みピンにいたします。

次はフラー側にピンを差し込む為の穴を開けました。
実車ならば下にフレームがある位置に穴を開けるかそれなりの補強をしておくかどちらかになるでしょう。

次は2.3mmの直径を持つ洋白線の中央に0.8mmの穴を開けました。
これは何になるのでしょう?

穴に0.8mmの洋白線を差し込んでハンダ付けをしますとこんなものが完成いたします。

今差し込んだ洋白線の上側と下側を削ってその部分を板状にいたします。
端の方を丸く削っておきます・・・と
ガソリンタンクの蓋になります。
ブガッティのガソリンタンクの蓋はこんな様に回すためのハンドル状になっているものが有ります。
ただの丸い蓋ではなく少し変わった形状にしてみたかったのでこんな風にしてみました。

バフをかけてピカピカにして見ました。
上にトノカバーが掛けられたら全く見えなくなってしまいますが・・・。

タンクに取り付けて見ますと少し表現がオーバーかな?と思いますがここで肝心なのは上側のとのカバーを作るときに少し表現がオーバーな方が感じがいいと思いまして少しオーバー気味にしています。

次は幌の骨組みのカバーを作っています。
この車は古いのでかなり昔風のホロを再現しないといけないのですが・・・これがまたよくわからないのです(笑)
幌の骨はとりあえず3本見える様なんですが・・・その構造は??です。
なんとかそれらしく再現できたらいいですね。

ホロとその骨はカバーされている様です。
比較的最近レストアされたものを見ますと幌の骨は木製の様ですが・・・本当でしょうか?
今まで私は木製の幌骨など見たことがないのです。