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踊る小児科医のblog

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「このほど記事」は二流紙の無意味な習慣

2005年11月22日 | NEWS / TOPICS
みなさんご覧の地方紙には、日付が書いていなくて「このほど~が開催された」という記事がいっぱい載ってますね。多くの方は疑問を感じないのかもしれませんが、私は初めて読んだときには「なんじゃこりゃ」と思ったし、今でもそう思い続けています。

「このほど記事」の中には、日時を特定する必要のない(あるいは特定できない)ものもあることはありますが、大半の場合は、開催日時ははっきりしているのに、翌日に掲載できず、数日後、紙面が空いた日に掲載するような場合に「このほど」となる。あるいは、他紙に掲載されて後追い記事の場合などもあるのかもしれません。(よくわかりませんが)

いずれにせよ、日時がはっきりしているのにわざと「このほど」とするのは、開催者に対しても読者に対しても失礼なだけでなく、情報としての記事の価値も半減する(いや、半分以下になる)意味のない行為で、こういうことに疑問を感じない記者や編集者や新聞社のセンスを疑わざるを得ません。大体からして、「このほど」と書くよりも「○日に」と書いた方がよほど簡潔で明瞭ではないか。何日遅れて掲載しようと、日付を書いて何が恥ずかしいことがあるのか(書かない方がよほど恥ずかしいのではないか)。

謎です。

ちなみに、そういう記事はネットには掲載されないので、例示することができません。また、『このほど記事』という言葉は他で聞いたわけではないので自分の造語だと思っていたのですが、一般的に使われているのかどうか確認できず、ネットで検索してもヒットしません。一応、ここに記しておくことでオリジナリティを主張しておきましょう。(別にどうでもいいのですが)