自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

サークル入会について その2

2015年02月01日 06時52分56秒 | プラモデルのお話
昨日は模型サークル(モデラーズクラブ)への入会を検討される場合の参考にになればということで、その手順などについて書かせていただきました。


2回目の本日は、入会することでどんなメリット/デメリットがあるかということについて書かせていただきます。
ただし、これは入会したサークルの運営方針や活動内容によってかなり違いがあると思いますので、あくまでも私が所属するサークルの例、私の経験であることをご承知おきください。

まずは「メリット」から。

1.生の情報が毎月入ってくる。
毎月の例会で各メンバーの作品を実物で見て、キットの良し悪しや自分が知らない作り方、テクニックなどの生の情報をその場で直に得られますし、知りたいことはその場で訊けます。
ショップの情報など関連する情報も入ってきます。
こういうことを積み重ねていくと、当然自分の技量の向上にも繋がっていきます。
私自身がどうかは別として(笑)、「サークルに入っている人は上達が早い」と言われるそうです。
自分が作ったことがない分野についても同じように情報を得られますから、挑戦してみることもできる訳で、私がAFVを作れるようになったのもサークルに入ったお蔭です。

2.作品を作るモチベーションが上がる。
毎月の例会で作品を持ち寄ったり、年に1回の作品展に出品したり、静岡のモデラーズクラブ合同作品展に出展したり・・・ということで自分の作品をお披露目する場が格段に増えますので、当然作品を制作するモチベーションが上がります。
また、私が所属するサークルの場合、毎年の展示会に向けて、その年の「テーマ」がカテゴリー毎に決まりますから(このテーマに従うかどうかは各メンバーの自由で強制力はゼロです)、これも作る作品を決める際の一助にはなります。

3.世界が拡がる。
サークルの作品展や静岡のモデラーズクラブ合同作品展などを通して、他のサークルの方々やメーカーの方とお話や名刺交換ができたりして世界が拡がっていきます。
また、月間ウェブモデラーズさんに毎月投稿させていただくようになったのもサークルメンバーからの紹介のお蔭です。

4.サラリーマンをリタイアした後も継続参加できる「社会」ができた。
仕事仲間の中にも「友人」と呼べて、リタイア後も永く付き合えそうな人は居ますが、共通の趣味でも無い限りは時間経過とともに徐々に疎遠になっていくものだと思います。
しかし、趣味のサークルは自分が好きでやっている限り続けられるものなので、価値があると思います。
私よりももっとお若い人にとっては、「自分とは違う世界に住む方々や年代の違う方々との交流」という価値があると思います。

5.不要キットの交換ができる。
買ったけれど作らないキットを放出して他のメンバーに譲ったり、その逆など。
当然、中古キットな訳ですから、パーツの欠品があったり、デカールが死んでいたりというようなものもありますが、不要キットを処分したり、レア物キットや欲しかった廃番キットをゲットしたりすることもできます。
私の所属サークルの場合は不要キット放出については無料です。
ですから、譲り受けたキットは「作る」のが礼儀であり、ネットオークションで売り捌くなんてのは以ての外、ご法度です。


次にデメリットです。
自分の好きなことをやっている訳ですから「デメリット」という表現は当たらないかもしれませんが、「メリット以外のこと」という意味です。

1.出費が増える。
サークルの会費、作品展や例会に作品を運ぶための資材や、交通費、場合によっては宿泊費などの出費があります。
サークルの会費は様々ですが数千円/年というところが多いのではないでしょうか。
作品展参加のための費用は個人で参加しても掛る費用ですが、サークルに入ると確実に増えると思います。
例えば東京から静岡のモデラーズクラブ合同作品展に2日間出品すると、交通費・食費・宿泊代で最低でも15000円くらいは掛かってしまいます。

2.拘束時間が増える。
費用と同じように例会、作品展などに参加するために、拘束される時間が増えます。
私の場合ですと、サークル作品展と静岡のモデラーズクラブ合同作品展で合計4日間、例会で4時間/月で合計144時間(6日間)は拘束されます。 1年間の1.6%です。

3.サークルに永くいると「役」が回ってくる可能性がある。
分譲マンションに住んでいても同じですが、長く居るといずれ何らかの「役」が回ってくる可能性がありますから、一応の覚悟は必要です。
会計とか、総務とか・・・。

4.自分の思い通りにならないこともある。
小さいとは言え、組織ですから、何でもかんでも自分の思い通りになるとは限りません。
例会の日程が自分の都合と合わなくて参加できない・・・など、我慢しなければならないこともあります。
大人の対応が必要なのは、いずこも同じです。
コメント
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