1年半振りのマイカー旅行、安曇野~長野一泊旅行の二日目です。
5:30に起床すると空は快晴、但し、9:00頃から雨という天気予報なので、先ずは温泉に浸かって身体を覚ましてからモーニングコーヒーを飲んで、朝食前に北アルプスの絶景を観に行きました。
絶景スポットは高瀬川を挟んでホテルとは反対側の尾根の中腹にある安曇野町立展望美術館です。
北アルプス展望美術館 (navam-ikd.jp)
6:30頃にホテルを出発し、車で15分程で展望台に着きます。
何故こんな早朝に行ったかというと天気予報も理由のひとつなんですが、もっと大きな理由は、東側から北アルプスのパノラマを見ることになるため、午後は逆光になってシルエットしか見えない事です。
朝のうちなら朝陽が北アルプスを照らして白い雪を被った山脈が光って見えます。
これがその絶景です。
北アルプスをこれだけ広範囲に一望できるところは初めてです。
手前の平地が安曇野平野で左右に高瀬川と大糸線がほぼ平行して走っています。
中程に見える雪の無い頂上が平らな山が有明山で、この麓に宿泊したホテルがあります。
常念岳のアップです。
これが肉眼で見た感じに近いです。
平地を流れる高瀬川の河原沿いの道路からも結構良い眺めです。
絶景を堪能した後、ホテルに戻って7:45から朝食を頂き、その後、もう一度温泉に浸かってから8:50頃、ホテルをチェックアウトしました。
チェックアウト後最初に言ったのが穂高駅近くにある「飯沼飛行士記念館」です。
飯沼飛行士記念館 | 施設紹介 (azumino-bunka.com)ここは「神風号」として有名なキ-15試作2号機三菱式雁型通信一型で東京~パリ間を最短時間で飛行する偉業を成し遂げた飯沼飛行士の生家(母屋と土蔵)をほぼそのままの状態で記念館として一般開放している所です。
上の写真は土蔵部分で、ここが入り口になっています。
運営管理されているのは飯沼飛行士の実兄のお孫さんにあたられる方で、9:00の開館10分後くらいにお邪魔しましたが、この方が付きっきりで1時間余り館内の案内とご説明をして下さいました。
マスク越しではありましたが飯沼飛行士とよく似た感じの方でした。
入館すると直ぐに飯沼飛行士の等身大の胸像があります。
神風号の実機は既に消失しているので館内は模型が展示されています。
土蔵の隣にある母屋で、土間だったところをコンクリートにしたりはしていますが、ほぼ当時のままだそうです。
内部も畳や建具など当時のまま残っていて、そこに当時の写真や新聞、ご本人の手帳やメモなど非常に貴重な品々が整然と展示されています。
写真に写っている座敷が飯沼飛行士が亡くなる少し前に結婚披露宴をされた部屋です。
飯沼飛行士が亡くなられた経緯についても詳しく聞かせて頂き、本当は事故死だったのを陸軍が「名誉の戦死」として発表し、プロパガンダに利用していた事も判りました。
1時間半程かけてジックリと拝見させて頂いた後、お礼を言って次の目的地へ向いました。
飯沼飛行士記念館から一般道を少しだけ走って安曇野ICから長野道に乗り、40分程で長野ICで降ります。
この当りから雨が降り始めました。
そこから長野市街を抜けてと戸隠バードラインの山道を登って11:45頃に戸隠神社の中社に到着しました。
戸隠神社 (togakushi-jinja.jp)
戸隠神社 - Wikipedia
標高が高くなったせいか非常に寒く、一時は雨が雪に変わり、葉っぱの上にうっすら積もるくらいになりました。
車で行けるのはここまでで、更に上にある奥社には約2kmの道を徒歩で上っていかなくてはいけないので、中社までとしました。
中社の入り口の鳥居です。
非常に鬱蒼とした感じがします。
入ると直ぐに巨大な三本杉(樹齢900年の天然記念物)がそびえ立ちます。
写真は階段の上から見下ろしています。
階段を上りきると拝殿があります。
拝殿の前にも御神木の巨大杉があります。拝殿の奥に「さざれ滝」という小さな滝があります。
拝殿の内部ですが、何だか神社と言うよりもお寺のような雰囲気で、ちょっと不思議な感じがします。
拝殿の横にある宝物館「青龍殿」です。
参拝を済ませた後、お腹が空いたので大鳥居の前の「うずら家」さんという戸隠そばのお店で暖かいお蕎麦を頂きました。
非常に細くて滑らかな麺でとても美味しかったです。
暖かいお蕎麦にも蕎麦湯が付いてくるのはちょっと驚きました。
蕎麦処うずら家 本当は教えたくない戸隠そばの名店 | 戸隠観光なび (togakushi.org)
帰宅まで少し時間があったので、帰り道の途中にある善光寺に立ち寄りました。
善光寺 (zenkoji.jp)
善光寺は20歳頃に来たことがあり、その頃の記憶が残っていたのですが参道の仲見世はすっかり様子が変わっていて当時の面影は殆どありませんでした。
大きな山門や威圧感のある本殿等は記憶の中のイメージと全く同じです。
参道から行くと最初に仁王門があります。
その奥が山門です。
山門手前の左側に大勧進があります。山門をくぐると本殿が見えます。
凄く大きな本殿です。
横から見るとこんなに奥行きがあります。
巨大です。内部の写真撮影は禁止なので写真はありませんが、非常に広く豪華です。
本殿横に経堂があります。入館は有料です。(パス😓)
善光寺の参拝と散策の後、15:00頃に帰路につきました。
往路と同じ道を逆戻りし、諏訪湖SAで休憩を挟んで、18:30頃に無事帰宅いたしました。
今回は渋滞に全く遭わず、道に迷う事も無く、とてもスムーズな旅でした。
お陰様でマイカー(普通の1.5Lガソリン車)の燃費は17.4km/Lまで伸びました。
16年目のポンコツで戸隠の山道もあったことを考えると上出来です。
2日間の全走行距離は690kmでした。
どこへ行っても外国人(主に欧米と東南アジア)が多かったのが印象的でした。
1/3は外国人という感じです。
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1泊2日の素敵な信州旅行の記事、楽しく見させていただきました。
やはり善光寺は圧巻ですね!学生時代、御開帳の時にバイトで本堂の中に入り、前立本尊を間近に見ました。
記事を楽しんで頂けて光栄です。
中学の修学旅行も含めて信州は散々行ってますが、まだ行ったことの無い所が沢山あって、ネタは尽きませんね。
今回も善光寺以外は全部初めての所です。
仰る通り善光寺は圧巻というかお金持ちというか・・・くうさんがバイトをされていた頃に私も行っている可能性がありますね。
私も数年前に伺いました。その場に立って良く見える
事があります。当時の飛行と国産機による快挙は
素晴らしいことだと思います。
安曇野町立展望美術館も展望が良かったのを
覚えています。安曇野ちひろ美術館には行かれなかったのですね。善光寺はまだお参りした事ないのです。
車ではもうしんどいような感じです。
飛行機好きが安曇野へ行ったら飯沼飛行士記念館は外せないですね。
明治時代に建てられた生家も含めて見応え十分でしたし、ご親族に丁寧なご説明を頂けたのも感動しました。
美術館も沢山ありますが、特に観たいと思うところが無かったので全部スルーしました。
町立展望美術館からの眺望は本当に素晴らしかったです。
空気の澄んだ晴天の朝・・というのがポイントです。
善光寺は迫力十分でした。