万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

危うし日本の原発輸出―韓国優先の菅首相

2011年07月27日 15時00分35秒 | 日本政治
首相「脱原発」はや代償…日本外し加速、トルコ交渉打ち切りも(産経新聞) - goo ニュース
 菅首相の突然の脱原発発言により、予定されていた日本企業による原発輸出の先行きが怪しくなってきました。もし、ベトナムやトルコからの受注が白紙に戻されるとしますと、数兆円もの損失となるそうです。菅首相は、一体、どれほどの損害を日本経済に与えたら気が済むのでしょうか。

 自らの決定の影響の先の先を読む能力は、政治家が備えるべき不可欠の資質です。菅首相の唐突な行動や発言は、しばしば軽率な”思いつき”と批難されていますが、単なる洞察力や危機管理能力の不足とも思えないのです。何故ならば、内閣不信任案の一件のように、菅首相は、相当な計算高さと狡猾な悪賢さを見せているからです。こうした人物が、ある行動をとる時、その背景には、何らかの計略が隠されていると考える方が自然です。原発輸出にストップをかけようとする菅首相の姿勢にも、再生エネ法案と同様に、韓国に利益を移譲しようとする意図が見え隠れしているのです。原発受注の経緯を考えれば、日本国が一歩引けば、韓国が売り込み攻勢をかけることは、誰もが容易に予想できることです。ましてや政治家であれば、当然に計算に入っているはずなのです。菅首相は、とぼけた顔の裏で、自国の企業のチャンスを潰し、莫大な損失を与えようとしてるのです。就任中に、壊せるものは壊しておけ、と言わんばかりに・・・。

 韓国のみならず、菅首相には、カルト的独裁国家である北朝鮮との闇の関係も噂されており、国民の信頼は地に落ち(支持率は10%台・・・)、早期辞任が国民側のコンセンサスになりつつあります。大震災の混乱に乗じ、国民を騙して破滅に向かわせようとしているのですから、菅首相は、日本国の歴史上、最悪の首相と言えるのではないでしょうか。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。


にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする