来年「統一大戦」も=金第1書記が準備指示―韓国紙(時事通信) - goo ニュース
幹部の粛清が済んだのか、北朝鮮は、”統一大戦”なる言葉を造語して、韓国の武力併合を目的とした戦争の準備を開始したそうです。時期は2015年なそうですが、北朝鮮には勝算があるのでしょうか。
張成沢氏の粛清により中国と北朝鮮との間の距離は遠のき、”統一大戦”において、北朝鮮が中国に軍事支援を頼むシナリオが実現する可能性は、粛清以前と比較しますと低下しています。北京政府ではなく、瀋陽軍などの一部の軍閥と連携するシナリオも考えられますが、朝鮮戦争で強めた中朝の”血の結束”が再現するとは限りません。仮に、北朝鮮が自国に勝算があると考えているとしますと、中国との関係改善に加えて、(1)ロシアに支援を求める、あるいは、(2)米韓同盟が機能しない、の二つのシナリオが想定されます。中国との関係改善については、日米間首脳会談が暗に対中結束を意味するとすれば、可能性がないわけではありませんが、(1)のロシアの支援は、ロシアがクリミア併合問題で孤立しているだけに、あり得る展開です。否、クリミアの一件は、北朝鮮をして武力併合の実現を確信させたかもしれません。ロシアを後ろ盾に韓国を併合しても、第三次世界大戦を怖れる国際社会は、制裁こそすれ、黙認せざるを得ないのではないか…と。その一方で、(2)についても、2015年12月に、アメリカは、韓国に軍事指揮権を返還する予定です。最近、表面化してきた韓国の親中政策は、同盟国であるはずの米軍にとってもリスクとなっており、米韓同盟の危うさも指摘されています。北朝鮮にとりましては、2015年は、軍事侵攻のチャンスとなるのです。
北朝鮮の”はったり”はいつものことですので、今回の”統一大戦”もフラグに過ぎないかもしれませんが、2015年に狙いを定めたことには、何らかの理由がありそうです。北朝鮮の攻撃的な動きに呼応してか、日米韓首脳会談で対北結束が強調されておりますが、竹島を奪われている日本国は、韓国が軍事侵攻を受けた場合、無条件に支援する必要はないと思うのです。
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張成沢氏の粛清により中国と北朝鮮との間の距離は遠のき、”統一大戦”において、北朝鮮が中国に軍事支援を頼むシナリオが実現する可能性は、粛清以前と比較しますと低下しています。北京政府ではなく、瀋陽軍などの一部の軍閥と連携するシナリオも考えられますが、朝鮮戦争で強めた中朝の”血の結束”が再現するとは限りません。仮に、北朝鮮が自国に勝算があると考えているとしますと、中国との関係改善に加えて、(1)ロシアに支援を求める、あるいは、(2)米韓同盟が機能しない、の二つのシナリオが想定されます。中国との関係改善については、日米間首脳会談が暗に対中結束を意味するとすれば、可能性がないわけではありませんが、(1)のロシアの支援は、ロシアがクリミア併合問題で孤立しているだけに、あり得る展開です。否、クリミアの一件は、北朝鮮をして武力併合の実現を確信させたかもしれません。ロシアを後ろ盾に韓国を併合しても、第三次世界大戦を怖れる国際社会は、制裁こそすれ、黙認せざるを得ないのではないか…と。その一方で、(2)についても、2015年12月に、アメリカは、韓国に軍事指揮権を返還する予定です。最近、表面化してきた韓国の親中政策は、同盟国であるはずの米軍にとってもリスクとなっており、米韓同盟の危うさも指摘されています。北朝鮮にとりましては、2015年は、軍事侵攻のチャンスとなるのです。
北朝鮮の”はったり”はいつものことですので、今回の”統一大戦”もフラグに過ぎないかもしれませんが、2015年に狙いを定めたことには、何らかの理由がありそうです。北朝鮮の攻撃的な動きに呼応してか、日米韓首脳会談で対北結束が強調されておりますが、竹島を奪われている日本国は、韓国が軍事侵攻を受けた場合、無条件に支援する必要はないと思うのです。
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