中国主席、南京事件に言及=「30万人」犠牲―ベルリンで講演(時事通信) - goo ニュース
昨日の記事ではホロコーストの再検証について述べましたが、歴史の検証は、時には耐えがたい痛みをも伴います。しかしながら、大袈裟な表現ではありますが、長期的に見ますと、歴史の検証は世界を救うのではないかと思うのです。
歴史の検証が世界を救う理由として挙げられるのは、第1に、”賠償ビジネス”と揶揄されるような被害の水増し請求を防止することができることです。水増し請求の被害国は、戦争の二次被害に遭っているに等しく、歴史の検証は、こうした犯罪行為を世界から一掃します。第2に、過去の被害を過大に見積もることで、将来における加害行為を正当化しようとする国の動きを封じることができます。中国は、ドイツにおいて”南京虐殺30万人”に言及し、日中戦争での犠牲者の数は3500万人を数えると力説していますが、共産革命時の犠牲者を日本に責任転嫁していると共に、復讐を口実とした日本侵略に備えているとしか言いようがありません。第3に、歴史をつぶさに検証すれば、戦勝国や責任を他国に転嫁してきた国もまた、自らの行為を省みることになります。勝者は何でもできる、という認識が改まらない限り、今後とも、非人道的な行為がなくなることはないでしょう。第4に、国家が隠蔽すべき秘密を持つことは、その秘密が漏れた場合、脅迫を受ける原因となることです。この場合、自国の名誉を護るために秘密の暴露を防ごうとすればするほど、秘密を握って脅してくる相手国の言いなりとなり、結果的に、大幅な譲歩を迫られたり、組織的な乗っ取りや腐敗の原因ともなります。一時の恥を忍んでも歴史の検証に耐えなければ、この脅迫は、永遠に続くことになります。
歴史の隠蔽や検証を許さない不寛容な態度がさらなる犠牲を生み出しているとしますと、歴史の検証は、この負の連鎖を断つことに貢献することでしょう。過去の失敗を繰り返さないためにも、人類は、歴史の検証に踏み出すべきと思うのです。
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歴史の検証が世界を救う理由として挙げられるのは、第1に、”賠償ビジネス”と揶揄されるような被害の水増し請求を防止することができることです。水増し請求の被害国は、戦争の二次被害に遭っているに等しく、歴史の検証は、こうした犯罪行為を世界から一掃します。第2に、過去の被害を過大に見積もることで、将来における加害行為を正当化しようとする国の動きを封じることができます。中国は、ドイツにおいて”南京虐殺30万人”に言及し、日中戦争での犠牲者の数は3500万人を数えると力説していますが、共産革命時の犠牲者を日本に責任転嫁していると共に、復讐を口実とした日本侵略に備えているとしか言いようがありません。第3に、歴史をつぶさに検証すれば、戦勝国や責任を他国に転嫁してきた国もまた、自らの行為を省みることになります。勝者は何でもできる、という認識が改まらない限り、今後とも、非人道的な行為がなくなることはないでしょう。第4に、国家が隠蔽すべき秘密を持つことは、その秘密が漏れた場合、脅迫を受ける原因となることです。この場合、自国の名誉を護るために秘密の暴露を防ごうとすればするほど、秘密を握って脅してくる相手国の言いなりとなり、結果的に、大幅な譲歩を迫られたり、組織的な乗っ取りや腐敗の原因ともなります。一時の恥を忍んでも歴史の検証に耐えなければ、この脅迫は、永遠に続くことになります。
歴史の隠蔽や検証を許さない不寛容な態度がさらなる犠牲を生み出しているとしますと、歴史の検証は、この負の連鎖を断つことに貢献することでしょう。過去の失敗を繰り返さないためにも、人類は、歴史の検証に踏み出すべきと思うのです。
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