万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

文化財連続汚損事件の謎-何故犯人は捕まらないのか?

2015年04月21日 17時27分57秒 | 国際政治
国宝に「油のような液体」かけられる被害が続出・・・どんな「犯罪」になるのか?(弁護士ドットコム) - goo ニュース
 古都奈良から始まった文化財汚損事件は全国に広がり、京都県、和歌山県、香川県、茨城県、新潟県、静岡県、滋賀県、千葉県など、9府県33か所の寺社仏閣に及んでいるそうです。

 これらの連続事件における最大の謎は、”何故、犯人が捕まらないのか”ということです。最初の事件が報じられてから、かれこれ一か月が経過しながら、被害数は増加するばかりで、犯人に関する情報は殆どありません(京都で防犯カメラに犯人らしき人物の姿が映ったとも…)。近年、監視カメラの設置が進み、かつ、事件の報道以来、見回り等も強化されているはずでありながら、犯人逮捕に繋がる手がかりがないのは如何にも不自然です。先日の記事でも、同時多発であるならば、組織犯である可能性が高いと指摘しましたが、このままでは、日本国の警察の沽券にもかかわるのではないでしょうか。また、犯人の一人も捕まらないのでは、文化財の警備が手薄であると知った犯人や反日集団が、さらに文化財汚損をエスカレートさせる可能性もあります。

 寺社や警察では警備が追い付かないのであるならば、普段は参拝客で賑わうのですから、参拝客にも、情報の提供や汚損の阻止への協力を求めるべきです。また、周辺の住民等に、ボランティアでの警護チームの結成を呼び掛けるのも効果的かもしれません。何れにいたしましても、犯人逮捕に向けた対策を急ぐべきと思うのです。

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コメント (2)
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