母の薬をもらいに病院に行く。
待合室で、薬のできるのを待った。
そのときに、目の前で泣く若い女性の姿に目が止まった。
人目もはばからず泣き続ける姿に、
ただならぬ事態が起こっている事を感じる。
そこへ、母親らしい女性が現れると、
前以上にポロポロと涙をこぼし、しゃくりあげて泣き続ける。
二人の会話で、この若い女性はお腹に宿した子供を
失ったことがわかった。
余りの事に、また彼女の泣き声に、こちらまで目頭が熱くなって
胸が痛むのを覚えた。
私が若かりし頃、お産婆さんだった母(姑)の行った言葉を
また思い出す。
「父親は、子供が生まれてもしばらくしてやっと、親の自覚が生まれる。母親は、子供をお腹に宿したときにもう、母親になっている。」と。
どんなに我が子を愛し、慈しみ、お腹の中で大切に育てていた事だろうことが、 女性のあの悲しみの涙で知ることができた。
頑張って、きっと今度は丈夫な赤ちゃんが授かるよ。
「今日の花・・・・オダマキ」

待合室で、薬のできるのを待った。
そのときに、目の前で泣く若い女性の姿に目が止まった。
人目もはばからず泣き続ける姿に、
ただならぬ事態が起こっている事を感じる。
そこへ、母親らしい女性が現れると、
前以上にポロポロと涙をこぼし、しゃくりあげて泣き続ける。
二人の会話で、この若い女性はお腹に宿した子供を
失ったことがわかった。
余りの事に、また彼女の泣き声に、こちらまで目頭が熱くなって
胸が痛むのを覚えた。
私が若かりし頃、お産婆さんだった母(姑)の行った言葉を
また思い出す。
「父親は、子供が生まれてもしばらくしてやっと、親の自覚が生まれる。母親は、子供をお腹に宿したときにもう、母親になっている。」と。
どんなに我が子を愛し、慈しみ、お腹の中で大切に育てていた事だろうことが、 女性のあの悲しみの涙で知ることができた。
頑張って、きっと今度は丈夫な赤ちゃんが授かるよ。
「今日の花・・・・オダマキ」

