風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画・東山動物園の仲間たち「ペンギン」

2014-08-12 13:26:07 | アート・文化


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「真夏のいま、どうかな」とのお言葉を受けるかもしれませんが、今回はペンギンたちに登場してもらいました。

「暑い、暑い」と言いながら、ペンギンたちも頑張っているのです。「これが仕事だから」と言わんばかりに。

もちろん、動物園では冷たいミスト(霧)を吹きかけたり、冷房で応援しています。

絵は3羽のペンギンたちが、このように並んでいたところをカメラに収め、描きました。

まるで大相撲の横綱の土俵入りみたいですね。それとも2人の子どもを見守るお母さんかお父さん、あるいはよその子にも優しく声をかけてくれる近所のおばちゃんかな。

実は3羽とも大人のペンギンです。それぞれ種類が違うのです。

東山動物園のペンギン舎にいる3種類のペンギンが偶然、1羽ずつ並んで立っていたのです。

〈オウサマペンギン〉

右上の大きなペンギンです。ペンギンの中でも有名なコウテイペンギンに次ぐ2番目に大きい種類だそうです。

卵を温めるための巣は作りません。
テレビの動物番組などでご覧になった方が多いとと思いますが、コウテイペンギンと同様、立ったままの姿勢で卵を足の上に乗せて股に挟み込むようにし、下腹の皮膚で包み込んで温めるのです。

〈イワトビペンギン〉

手前のペンギンです。頭に冠羽というフサフサした羽をつけ、目の上からは飾り羽という黄色い羽が数本伸びています。

名前の通り岩の上をピョンピョン跳んで移動します。気が強くて喧嘩好きだそうです。

〈フンボルトペンギン〉

左上のペンギンです。暑さに強くて、夏でも冷房装置は必要ないそうで、動物園や水族館でよく見かける種類です。

でも、近年の自然環境の変化やエサとなる魚が減少したことによって減り続け、現在では1万羽を切るほどとか。絶滅危惧種に指定されています。