風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画・東山動物園の仲間たち「可愛い舌で放水を舐めるインドサイ」

2015-08-21 18:06:12 | アート・文化

   
     放水を可愛い舌でチョロッ、ペロッとインドサイ  

んな動物でも、すごく可愛らしくチャーミングな仕草を見せてくれます。
この絵はサイが放水を舐めるところです。

例年以上の猛暑。インドサイは庭の一角に造られた水たまりに下半身を浸け、気持ちよさそうに放水を浴びるのが日課でした。
時おり、この絵のように舌をチョロッ、ペロッ。水を飲んでいるというより、舐めているようです。

巨体に似合わぬ小さな眼もそうですが、いかつい顔からは想像できないユーモラスな仕草に思わずカメラに収め、絵にしました。

インドサイは別名をヨロイサイと呼ばれる通り、全身を覆う無数のブツブツ、幾重にも飛び出し、伸びる分厚い皮膚は、鎧を身に着けているようです。そしてこの顔。
多分、描くのが最も描くのが難しい動物と思いますが、なぜか親しみが湧いてきて筆が進みました。


ところでインドサイって、インド北東部やネパールが生息地とあって、結構暑がり屋で、逆に寒さには強いようですね。
下に掲載した写真は、名古屋で積雪20センチという記録的大雪となった昨年12月18日朝、東山動物園(この日のブログにも掲載)に出かけると、多くの動物が室内に入っている中でインドサイは庭に出て、立木の枝の葉に積もった雪を口にしていた姿です。

    
     
大雪の朝。木の枝の雪を舐めるインドサイ