空も風もすっかり秋。どこかへ出かけたいですね。
散策するもよし。スケッチブックを開くのもよし・・・。
2枚の散策路を描きました。
≪名古屋・東山植物園≫
緑のトンネルを歩くコースにある階段状の坂道を描きました。
ほとんどが自然林からなる植物園は約27ヘクタール。お花畑や岐阜県白川村から移築した合掌造や日本庭園、ビオトープなどを結ぶ、健脚向けから車いすの人たちも楽しめるコースが何本かあります。
「日本の音100選」にも選ばれた緑陰の散策路。木々の間を飛び交う小鳥の鳴き声や小さな流れのせせらぎ、風の音が聞こえてきます。
絵のモチーフとしては平凡ですが、自然林のさまざまな緑の色、濃い緑の中の陰、朽ちようとしている落ち葉の色付けを楽しみました。
≪京都・哲学の道≫
哲学者・西田幾多郎が思索にふけったこちらは、数え切れないほどある京都の散策路の中でも定番の一本。
疎水沿いに続く道をゆったり歩く。疲れたらティータイムを過ごすのもよし。「日本の道100選」に選ばれたのはうなずけます。
浅い川面に映る桜や紅葉もいいですが、緑が映り込むこの時期もなかなかのもの。銀閣寺なども待っています。
描くにあたっては、絵ハガキなどでよく見かける哲学の道の風景をちょっとだけ変えてみようと、手前に桜の古木を持ってきました。