風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画・東山動物園の仲間たち「ゴリラ家族の母子のひととき」

2015-11-23 07:51:50 | アート・文化

  

名古屋・東山動植物園で、ひときわ人気を集めている一角がゴリラ舎です。イケメンの一家のあるじ。やんちゃ盛りの2頭の子どもたち・・・。いつも観客の優しい笑顔に包まれています。
この絵は「母子のひととき」です。

一家は「イケメンゴリラ」「イクメンゴリラ」として、海外のメディアでも取り上げられたオスのシャバーニ(19歳)とメスのネネ(40代前半))、アイ(メス12歳)、3歳のキヨマサ(オス)、2歳のアニー(メス)の計5頭。描いたのは、キヨマサと母親のネネの母子です。

描くにあたっては、以前撮影した写真のコマから選びました。
キヨマサの格好が気に入ったからです。
「ぼく、もう赤ちゃん座りじゃないからね」と言わんばかりに見えませんか?
自我に目覚めてきたようです。
父親のシャバーニに似て、なかなかのイケメンですね。

母子は何やら会話をしているみたいです。

こんな話かもしれません。
(ママ)――人間と私たちゴリラは、お隣に住んでいるチンパンジーさんとともに、ごく近い親戚なの。DNA解析などでも、予想していた以上に差が小さいそうよ。
(キヨマサ)――人間って怖いの?
(ママ)――怖い人間もいるし、戦争をしたりもする。でも、本当はお客さんたちのように優しいの。
(キヨマサ)――うん、わかった。あそこにいる小さな子は、ぼくと同じくらいの年齢かな。お友だちになりたいな。