風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「朝の漁港の2枚=『朝日に染まる漁船と影』『海中に伸びる貝の塊』

2015-11-26 09:12:47 | アート・文化

   

                          
 
教室の一泊スケッチ会で出かけた三河湾の篠島漁港。天気がいいので、ちょっと早起きして岸壁を歩き、係留された3隻の漁船を描きました。

昇る太陽が、漁船の白い船体や積まれた漁具、係留ロープなどを染め上げます。

赤・ピンク・黄・オレンジ・青・・・。時計の針の動きとともに、これらの色が混じり合い、薄らいでいきます。

海面の影も同様ですが、波の動きも加わるので、形や色模様の変化は、もっと激しいといえます。
そんな様子を、さまざまな色に総参加してもらい表現しました。

もう1枚の絵は、きれいな海だからこそ見ることができる風景です。
これは、岸壁の係留装置の金具に貝が付着、海中に伸びてできた貝の塊。カキやフジツボなどといった貝が重なり合い、巨大な蓑虫のようになったのでしょう。

海面の上から見える海中の風景に挑戦するのは楽しいものです。この絵は10号サイズですが、もっと大きくすると面白いと思いました。