風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「温泉と滝、日本画の逸品も=静岡県の伊豆長岡や焼津への旅」

2017-06-08 17:21:55 | 日記・エッセイ・コラム

海も霞む曇天続きでしたが

白糸ノ滝


三嶋大社

静岡県の三島から伊豆長岡→富士宮→焼津→静岡といったやや変則的なコースを旅してきました。東京に住む息子夫婦が「休暇がとれたので」と誘ってくれた23日の車での旅。当然ながら、園児である孫を中心にしたプログラムなので「絵の題材になる風景を探そう」なんて気持ちは捨てて楽しみました。

気遣った天候は、まさに梅雨入り模様。雲間から一瞬、雪渓の残る山肌を覗かせた富士山も、カメラを向けるスキを与えてくれませんでした。しかし3日間、傘を1度も開かずに済んだのは幸運だったといえるでしょう。

三嶋大社やベリー狩り、白糸ノ滝、観光牧場、朝霧高原、焼津おさかなセンターなどといったコースになりましたが、僕はベリー狩りなんて初めての体験です。
このところ目に自信がなくなったこともあって、ブルーベリー、ブラックベリーなど計33種ものベリーを貪欲にほおばってきました。

貪欲と言えば、宿泊した2つのホテルにも満たされました。どちらの露天風呂やいくつもの浴槽がある温泉風呂に、朝夕どっぷり。「カラスの行水」だった現役時代の出張はもちろん、これまでにない体験でした。 

もうひとつ、満たされたのは伊豆長岡のホテルに飾られていた数多くの日本画でした。
伊東深水、上村松園、奥村土牛、片岡球子、鏑木清方、平山郁夫ら院展作家、日展作家の40点もの日本画がロビーや通路のいたるところに飾られ、ちょっとした美術館と言えるほど。ナマでは見られなかった富士山の作品も目にできました。

食事や入浴の度に何度も往復して鑑賞。「息子夫婦がちょっと無理をしてくれたな」と思ったものでした。

白糸ノ滝

こちらは白糸ノ滝のすぐ近くにある音止(おとどめ)の滝

焼津さかなセンター

気温が下がり、朝霧高原の土産物店ではストーブが