風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「防火水槽が置かれた名古屋城の石垣」

2018-01-29 09:00:37 | アート・文化

 

 今回描いた名古屋城の石垣は「防火水槽が置かれた石垣」です。
この絵は以前、名古屋城で見て「面白い。絵になるな」と思いながらもそのままにしていたのを、パソコンのストックから出して描きました。

石垣のそばに建物があるわけではありません。石垣が燃えるとは・・・。
でも、ポイ捨てタバコによって枯れ草が燃え、周辺の樹木に燃え移り・・・なんてことがないわけではない。それに、観光客に対してタバコのポイ捨て禁止だけでなく、日ごろの火の用心や初期消火の大切さを呼びかけにもなるな、と思ったものです。

ストック写真の記録によると、撮影は2013年7月5日。
描くにあたって、今はどうなっているのか確かめてみようと思い、改めて名古屋城へ出かけましたが、結果的には見つけることができませんでした。

名古屋城事務所の話では「当時はあったようです。でも、その後に本丸御殿がオープンしたことなどで城内設備を見直した際に撤去したのではないか。観光客のマナーも向上して、くわえタバコなども見かけなくなりましたので」とのことでした。

大きな作品にもできると残していたのですが、描いたのは10号。やはり、絵も描こうと思った時が描き時ですね。