風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「伊那部宿の酒屋・旧井澤家住家の屋内型つるべ井戸」

2020-02-17 06:26:16 | アート・文化


以前出掛けた長野県伊那市の伊那街道伊那部宿にある、旧井澤家住家の鶴瓶井戸(つるべいど)です。

井澤家は高遠藩(たかとおはん)屈指の豪農で、代々酒屋を営んでいたといい、2004年(平成16年)に解体復元された家屋は伊那市有形文化財に指定されています。

驚いたのは、巨木の丸太を粗削りしたような豪快な材木が使われた梁。高遠梁と言われたそうで、さすが山と木の国の信州だと目を見張りました。
それに広い土間の真ん中に井戸があるのも、あまり見かけたことがありません。

屋内型井戸の上の天井部分にある滑車を切り取りました。
一部に天窓からの光が当たって滑車を際立たせています。