名古屋駅近くの笹島地区で進められている「ささしまライブ24」再開発事業の中心的ビルである「グローバルゲート」が全面開業。早速、自然美も取り入れた新ビルの商業施設やレストランを中心に歩いてきました。
笹島は旧国鉄名古屋駅の発祥地。名古屋駅が現在地に移転した後は貨物駅でしたが、これも1986年に廃止。
そこで、名古屋市が中心になり「ささしま24地区」の愛称で区画整理事業を計画。2004年には、名古屋駅~名古屋港金城ふ頭間に設けた第3セクター「あおなみ線」の「ささしまライブ駅」を開業させました。
リーマンショックなどで一時は足止め状態になったものの、2027年に東京~名古屋間に開通が予定されるリニア中央新幹線も追い風になって、愛知大学名古屋キャンパスや中京テレビ放送の新社屋、ホテル、マンションなどが次々オープン。
旗艦的存在といえる「グローバルゲート」の建設は、大和ハウスや豊田通商などが共同で進め、この10月5日に全面開業しました。
グローバルゲートは36階建ての高層ビルと、17階建て、4階建ての計3棟からなる複合ビル。
高層ビルの上階には名古屋初進出のプリンスホテルが入り、低層ビルには商業施設やレストランなどが入っています。
名古屋駅から直線で1キロほど。徒歩圏とはいえ、訪ねた6日はあいにくの雨とあって、名古屋駅から「あおなみ線」に乗車。一駅目の「ささしまライブ駅」で降り、グローバルゲートや愛知大学へ直接伸びる屋根付き歩行者用デッキを歩いて、傘をバッグに入れたままゲートに入ることができました。
入居した商業施設やレストランは、グローバルゲートの公式サイトなどによると49店。うち21店は名古屋初進出とか。
ゴルフやランニング用具、木工家具、ガーデニング用具、食器、書籍、雑貨などの店が、ゆっくり品定めできるよう比較的広いスペースをとって並べられています。
飲食店フロアにはラーメンからイタリアン、フレンチまで。
昼食タイムになったので、食材に愛知の伝統野菜や魚肉を使っているという店に入りましたが、なかなかの味に満足。値段もリーズナブルな印象を持って店を出ることができました。
さらに楽しませてくれたのは、各スペースにある緑の木々と屋上庭園。季節の草花が彩る回廊が続き、その向こうには、あいにくの雨に霞んでいたものの名古屋駅と周辺の超高層ビル群の景観が。また来たくなるナイススポットでした。
屋上庭園のススキの向こうには、霧雨に煙る名古屋駅と周辺の高層ビル群が