リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

たかが原稿用紙、されど原稿用紙

2014年11月20日 | 日々の風の吹くまま
午前11時30分に目覚まし起き。今日はブラック、グリーン、ブルーのトリプル収集日。目が
覚めなかったのはまだ来てないってことか。バンクーバーのごみ収集はけっこうややこしく
て、グリーンごみ(堆肥にする野菜くずや食べ残しで容器のふたが緑色)とブルーボックス
(リサイクル品)は週1回、ブラックごみ(普通の家庭ごみで容器のふたが黒)は隔週で、祝
日があると曜日がずれる。うちはブルーボックス以外はせいぜい月に1回しか出さないので、
取り残しは困るんだけど、うちのあたりはレーンがH字型で経路がややこしいのか、たまに
すっぽかされる。まあ、2時過ぎには3台のトラックが次々と通ったので、ひと安心。

きのうはガシガシと仕事して、ねじ込み仕事を無事に納品。今日もカレシを教室に送り出し
て仕上げ仕事。期限は午後8時。ほんっとにWordの使い方を知らないのか、普通に打て
ばいいのにわざわざテキストボックスを置いたり、自動と手動をごっちゃにしたり。呪い半分
でやっていたら、最後はExcelで作ったごちゃごちゃした帳票。はっきり言ってへったくそ。
Excelって表「計算」ソフトなんだけど、どうやら表「作成」ソフトだと思っているらしい。昔、社
内文書からビジネスレターまで全部Excelで作っていた会社があって、原稿用紙のマスを
埋める快感が未だ捨てがたしってことかと思った。

そう言えば、日本の人は「P明朝」とか「Pゴシック」と言ったプロポーショナルフォントをあま
り使わないような気もするな。Wordのファイルでも縦横の文字数を設定しているものが多
いけど、上の行と下の行で文字の位置がきっちりと揃っていないと気分が落ち着かないの
かな。これも原稿用紙の感覚なのかもしれない。あの縦20文字×横20文字の400字詰
め原稿用紙こそが日本人の思考様式なんじゃないかという気がする。今ごろはもうとっくに
遺伝子のレベルになっていたりして。

今どきはビジネスでも学校でも何でも、「Think outside the box」というのがキーワードみた
いになっていて、「箱の外で考える」、つまり既存の枠組みから外に出て考えようということ
なんだけど、原稿用紙はその逆の「Think inside the box」の思考だと思う。はて、子供の頃
に「日本人は順応性の高い国民」と教えられたけど、あれは箱の中に納まるのが上手だと
いうことだったのか・・・。