10月13日(土曜日)。曇り。日本での2度目の週末。中国の「ゴールデンウィーク」が終わって、ホテルのロビーを埋めていた中国人観光客もみんな帰ってしまったようで、いたって静か。このあたりはいつも外国人観光客が多いんだけど、中国人は膨大な荷物を持って大人数(に見える)グループで来て、とにかくにぎやかで目立つ。新宿駅周辺の薬局のスピーカーからは大音量の中国語が流れて来るし、店員が中国語でがんがん客を呼び込んでいて、まるで中国に来た気分。絆創膏を買ったらレジの人ものっけから中国語で、面食らったワタシは「ノーチャイニーズ!」と英語(だって、ニイハオとシェシェとツァイチェンと広東語のドチェしか知らないもん)。ま、私たちも大挙して襲来した外国人観光客のうちの2人なんで文句を言えた義理じゃないけど。
観光庁かどこかの統計によると、欧米からの訪日客は滞在日数が長く、アジアからの客は短い傾向があるそうな。そりゃそうだ。遠く離れたヨーロッパやアメリカ大陸から3泊4日の日本旅行というのは相当にきついと思うよ。小さな島国とは言っても外国人が興味を持つような見どころで溢れかえっていて、東京を見て歩くだけだってタイヘンなんだから。ホテルのロビーやレストランでピープルウォッチングしたところでは、欧米からの観光客(特に年配層)はわりと旅慣れている感じだけど、アジアからの観光客はまだ「海外旅行初心者」という印象で、経済が飛躍的に発展した50年前に団体で海外旅行に出始めた頃の日本人(特に「ノーキョーさん」たち)を思わせるところがある。ま、初心者もやがては経験者になるから、50年後の中国人観光客も今とは相当に違っているんじゃないのかな。
渋谷や原宿では若い白人男性をかなり見かけたけど、何かみんなショボいなあって感じ。外国(特にアジア)に行けば素晴らしい人生が見つかると思ったり、ゲームやアニメに魅かれたり、バブル以来の都市伝説である「ジャパニーズガール」を求めたりして日本に来た向きも多いんだろうけど、このあたりは自分の人生にない「何か」、友だちに見せられる「何か」を求めてワーキングホリデイなどに出かける日本の若者も同じで、要するに他力本願の自分探しなんだと思う。でも、自分の幸せは自力本願でしか得られないもんだから、自国でショボい人間は世界のどこに行ってもそのままショボいって感じがするな。もっとも、デジタル時代、情報時代の今はあまりにも選択肢が多すぎて、自信を持って自己決定するのは至難の業なのかもしれないけど。
それでも、人間、人生に一度は異なる世界を見てみたいもんだな。自分の「物差し」を家に置いて出かければ、行き先がたとえ地球上の小さな一点であっても、新しい視界が開けるんじゃないかと思うんだけど。
観光庁かどこかの統計によると、欧米からの訪日客は滞在日数が長く、アジアからの客は短い傾向があるそうな。そりゃそうだ。遠く離れたヨーロッパやアメリカ大陸から3泊4日の日本旅行というのは相当にきついと思うよ。小さな島国とは言っても外国人が興味を持つような見どころで溢れかえっていて、東京を見て歩くだけだってタイヘンなんだから。ホテルのロビーやレストランでピープルウォッチングしたところでは、欧米からの観光客(特に年配層)はわりと旅慣れている感じだけど、アジアからの観光客はまだ「海外旅行初心者」という印象で、経済が飛躍的に発展した50年前に団体で海外旅行に出始めた頃の日本人(特に「ノーキョーさん」たち)を思わせるところがある。ま、初心者もやがては経験者になるから、50年後の中国人観光客も今とは相当に違っているんじゃないのかな。
渋谷や原宿では若い白人男性をかなり見かけたけど、何かみんなショボいなあって感じ。外国(特にアジア)に行けば素晴らしい人生が見つかると思ったり、ゲームやアニメに魅かれたり、バブル以来の都市伝説である「ジャパニーズガール」を求めたりして日本に来た向きも多いんだろうけど、このあたりは自分の人生にない「何か」、友だちに見せられる「何か」を求めてワーキングホリデイなどに出かける日本の若者も同じで、要するに他力本願の自分探しなんだと思う。でも、自分の幸せは自力本願でしか得られないもんだから、自国でショボい人間は世界のどこに行ってもそのままショボいって感じがするな。もっとも、デジタル時代、情報時代の今はあまりにも選択肢が多すぎて、自信を持って自己決定するのは至難の業なのかもしれないけど。
それでも、人間、人生に一度は異なる世界を見てみたいもんだな。自分の「物差し」を家に置いて出かければ、行き先がたとえ地球上の小さな一点であっても、新しい視界が開けるんじゃないかと思うんだけど。