リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から~増上寺に行ってみようか

2018年10月14日 | 日々の風の吹くまま
10月14日(日曜日)。曇りがち。ちょっと雨っぽいのでホテルで朝ご飯。レジで前の人の勘定がやたらと手間取っているようなので、つい後ろでじろじろと観察。しみひとつない真っ白なスニーカーにいかにも新品といった感じのバックパックを背負った若いお兄ちゃんで、処理に手間取っているクレジットカードが何とスヌーピーの図柄。北米だったらそんなのを持って歩いたら沽券にかかわると思うだろうけど、日本や中国の文化は何よりも「かわいい」が受けるんだろうな。でも、クレジットカードにスヌーピーって、やっぱり持っている人の印象が何だか・・・。

カレシがイライラし始めたあたりでやっとカードが通ったようで、コチコチだったお兄ちゃんの勘定が済んで、私たちの番。こっちは部屋にチャージするからサインだけでいとも簡単。その足でフロントデスクに回って、けさドアのところに入っていた勘定書の支払い。なにせ18泊を現金で払うので、日曜日ごとに精算することになって、これが1回目。こっちは前回も13泊して途中で精算したから慣れたもので、言うなればウィークリーマンションを借りているような気分。このホテルは適度の広さで、空の冷蔵庫や無料のWiFiがあるし、2人してラップトップを使えるスペースがあるし、洗濯物は朝出せばその日のうちに仕上がって来る(ワタシのジーンズの伸び切ったボタン穴をかがってくれた)し、一歩外へ出たら必要なものは何でもあるしで、居心地がいい。

   

さて、カレシのレッスンが終わって、今日はどこへ行こうか。あんまり何度も来ているもので、まだ行ってないところがなくなって来た感じ。Gray Lineの観光バスのパンフレットにどこか知らないところがあると思って見たら、東京1日ツアーでは、東京タワーと明治神宮に行って、赤坂迎賓館と国会議事堂のそばを通って、皇居東庭園に行って、銀座を「通過」して、和食ランチ。午後は浜離宮庭園に行って、隅田川クルーズをして、浅草観音と仲見世に行って、かっぱ橋を通過して、上野から秋葉原に出て解散というルート。なぁ~んだ、行ったことがあるところばかり。なんてぶつぶつ言っていたら、カレシが「東京タワーのそばにある寺に行きたい」。おお、増上寺ね。いいね。さっそく都営地下鉄の大江戸線で代々木から赤羽橋に行って、東京タワーを目印にすれば迷子にはならないだろうと見当をつけて出発。首都圏の鉄道網は迷路のようで目が眩みそうだけど、Suica1枚でJRにも私鉄にも乗れるのは便利でいい。

     
   

増上寺ではたまたま宝物展示室でイギリスから100年ぶりに帰って来たという「台徳院殿霊廟模型」を展示していて、その修復作業のビデオも見られたのはラッキー。徳川将軍家の墓所にある二代将軍秀忠の墓にお江さんも一緒で、さすが。家茂の墓の隣にはラブラブだったと言われる和宮さんのお墓。いいねえ、何とも粋で。それにしても、今日もまた2人してよく歩いたねえ。おなか、空いたぁ。


旅の空から~湯島天神界隈

2018年10月14日 | 日々の風の吹くまま
10月13日(土曜日)。曇り。ちょっと涼しいね。スカイプレッスンが終わったら、どこへ行こうかと相談。カレシが前に行った谷中に行きたいというので、空港で見つけて来た無料の地図を広げて、谷中ってどこだっけ。浅草に近かったと思うけど・・・と、食べ物屋と飲み屋のマークだらけの地図をなめるように調べたけど、よくわからない。そこで、向かいの紀伊国屋に行って東京の地図を買おうということになった。東京に腰を落ち着けてからうろ覚えの方向感覚ででかけてはもう何回か迷子になった2人。いつの間にか6階のワンフロアに縮小されていた紀伊国屋で、雨にぬれても、何度折りたたんでも大丈夫そうな地図を買って来て、カレシ曰く「地図って最初に買うべきもんだよなあ」。そうだよね、普通なら迷子になってから買うんじゃなくて、迷子にならないために先に買うもんだよねえ。

新しい地図の上野駅周辺をなめるように見ていたら、「Yushima Tenjin」という文字に気が付いた。湯島天神、つまり銭形平次なんかの時代劇によく出て来る「天神さん」。地図によれば、上野駅を出たら中央通りを歩いて、春日通に曲がって、ずんずん行くとたやすく見つかりそうな感じ。あはは、そんな感じだったけど、上野駅を出たら,何だ、これ。遊歩道だか広場だかが地上より高いって、地図にはそんなこと書いてないじゃないの。大きな通りなので中央通りだと思って地上に降りてみたら「昭和通り」。あれあれ。街角で地図を広げて、えっと、えっと。名前のない道路が多いし、名前があっても表示してないところが多いから、どんなに地図が正確でも結局は迷子になるのが東京。

何とか正しい道路を見つけてたどり着いた天神さん。修理工事に余念がないようで、写真を撮れる建物は少ない。でも、さすがに学問の神様の神社だけあって、びぃ~っしりとかかっている絵馬は壮観。こんなにたくさんの人たちに合格のお願いをされて、神様はてんてこまいだろうな。神様の仕事もけっこうブラックな感じだけど、大丈夫なのかな。働き方改革した方がいいんじゃない?
   

もと来た道じゃなくて、いかにも古くて急な石の階段を下りて、天神下の小路。日本の旅はいたるところにあるこの「小路」が楽しい。ご近所さんが利用する食べ物屋や赤ちょうちんがあって、その間に民家があって玄関先に植木鉢が並んでいたりで、何が飛び出すかわからない。小さな民芸品屋?では「お願い」と「福よ来い」というタイトルのちっちゃな置物を買って、通りがかった心城院という小さな古寺の池で泳ぐ亀と鯉を鑑賞して、ほっこりとほほ笑んでいるお地蔵さんをパチリ。(お地蔵さんは思いがけず遭遇するのが一番いい・・・。)