リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ミニチュア作りは禅の修行のようだと思っていたら

2019年11月11日 | 日々の風の吹くまま
11月9日(土曜日)。☂☂。三連休の初日は寒々とした雨。シーラが来て掃除してくれたおかげでバスルームの掃除当番をサボっているカレシを横目に、ワタシはダスター、箒、掃除機、モップといつもの手順で床掃除。レクルームのプチアトリエのあたりは細かな紙くずやら何やらが散乱しているので、サボるわけにはいかないの。でも、きのう怪しげだった腰の状態はほぼ回復したようで、問題なく掃除が済んでひと安心。

土曜日の午後と夜はカレシのスカイプレッスンが一番忙しいので、ワタシはミニチュア工房でラジオを聞きながら「シーラのキッチン」の小物作り。今日は鍋とフライパンの4個セット、オーブンミット、鍋つかみ、大小のまな板3個セット、フルーツ皿2つ、フルーツボード、パン。まな板から先は糊付けするだけのものばかりなので楽々。最後のパンはバゲットらしいけど、説明では印刷した紙から指定のパーツを切り取って、しわくちゃにしたのを巻いて作るんだけど、ここはひと工夫して工作用の白い粘土に茶色と黄土色の絵の具をほんの少し混ぜて、しっかりこねてバゲットの形にしたら、あら、おいしそうな焼き上がりの色。ナイフでちょっと切り目を入れて、ローブを粉々に切って散らしたらけっこう本物っぽいバゲットができて、カレシが「お、うまそうだ」。

☆☆ミニチュア作りにかかりきり☆☆

   

11月10日(日曜日)。☁☁☀。午前中は霧がかかって湿っぽかったけど、午後には晴れ間。夜には霧がふわふわと漂って、十三夜のおぼろ月夜。11月の満月は「Beaver Moon(ビーバーの月)」と呼ぶんだそうで、北アメリカの先住民がビーバーを捕獲する罠を仕掛ける時期だからとか、ビーバーが冬篭りの準備で忙しい月だからとか、由来は諸説紛々。でも、満月ごとに名前がついているってのは楽しいね。

さて、今日は少し落ち着いてミニチュア作り。きのうはシーラからミニチュアキッチンの壁に飾るひ孫たちの写真を送ってもらうのにひと苦労。シーラはカレシと同い年だけど、早くに結婚して息子を産んだので、もうひ孫が男女2人いて、その写真2枚と子猫の写真1枚をマルチメディアメッセージで送ってもらったんだけど、なぜかダウンロードできなくて大弱り。スマホのメッセージはまだ初心者の域を出ないので、設定が悪いのかとあちこち調べたけど、わっかんなぁ~い。ググッて調べて、やっとデフォルトで付いて来たサムソンのメッセージアプリを使っているのとモバイルデータをオフにしてあるのとどちらかあるいは両方らしいとわかって、アンドロイドのSMSアプリをダウンロードしてデータをオンにしてやっと開けることができたときはもう寝る時間・・・。

ダウンロードできた写真を朝一番でPCに移そうとしたら、なぜかうまく行かなくて、また立ち往生。思い余ってメールに添付して自分宛に送って、それをダウンロードしてフォルダに収納。ワードのファイルに挿入して、額縁に合わせてサイズを縮小して、印刷して、やっと完了。たっぷりと皮肉をこめて、Ain’t technology grand(テクノロジーはすばらしいじゃん)。やれやれ。今日の小物(紙を細切れにして入れてラベルを貼ったガラスの小瓶5個、ナイフやフォーク4本、泡立て器1個、にんじん2本、バスケットの類3個、紙箱1個、箒1本)のついでに、説明書ではずっと後になる額縁のうち大きい3個にシーラが送って来た写真を入れて、スマホで撮った写真をSMSで送ったら「すてきぃ~」と返事。うん、カスタム仕様の「シーラのキッチン」だもんね。

キットを使ってのミニチュア作りはただでさえ次々と想定外のことが起きるのに、そこへ自分仕様を取り入れ始めると「はて、どうしたものか」の連続で、説明書がないからそのたびに工夫、工夫、また工夫。何でも「工夫」という言葉は禅と関係があるんだそうで、ミニチュア作りを禅のようなものと言ったのはあながち的外れじゃなかったみたい。突貫工事でがんばったせいで、何だか寄り目がちの感じになって、緩めてやるのに霧が晴れて青空がのぞく景色をしばしぼんやり鑑賞・・・。