リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

マンションの園芸環境の不思議

2019年11月17日 | 日々の風の吹くまま
11月16日(土曜日)。☂☂☁☂。またまた荒れ模様の予報。日曜の朝までに40ミリくらいの雨が降って、風も強いらしい。まあ、雪よりはずっとましだけど。トロントではもう雪が積もって、デイヴィッドがいつもより1週間早くスノータイヤに替えたと言っていた。北海道も何だか荒れているようだなあ。天気サイトを見たら、BC州沿岸地域には「大気の川」というのがハワイの方からずぅ~っと伸びて来ていて、それが大雨を運んできているんだそうな。なぁ~んだ、今頃の季節によく到来する「パイナップル特急」のことじゃないの。と思ったら、いや、雨量や風がそこまでのレベルに達していないので「パイナップル特急」と呼べないんだとか。じゃあ、どっちみちハワイの方から来るんだから、何だったら「パイナップル快速」ってことにしたら?

毎日が週末の我が家にはあんまり関係ないけど、何だか週末になると雨が降っているような感じ。でも、日中の最高気温は低めだけど、夜間(というか明け方)の最低気温がずっと平年より高めなので、ルーフデッキのプランターではラディッシュとイタリアンパセリが収穫できるし、周囲より気温が高めのバルコニーでは未だにキンギョソウが花盛り。なぜかルーフデッキのタイルの継ぎ目に勝手に生えて来るのをカレシが引き抜いては空いているプランターや鉢に植えていたら、いつの間にか溢れるはこぼれるはの咲き乱れよう。どこからか風が運んで来たのかな。

高台のマンションの高層階じゃ「庭仕事」は無理だろうと懸念していたのが、何でも野放図に育つもので、カレシはびっくりするやら、うれしいやら。戸建ての旧居では南向きの庭と大きな温室があっても大した成果を挙げられなかったのに、引っ越して来たとたんに持って来た室内植物が元気むきむきで、春にプランターに野菜の種を蒔いたら、まあよく育つこと。しまいにはほぼ毎日レタスとほうれんそうの摘み菜のサラダ。苦手だったラディッシュもぷりぷりと実るし、道路向かいの雑貨屋で苗を買って来たトマトはたわわに鈴なり。

広いルーフデッキ(50平米)は午前中、屋根があるバルコニー(20平米)は午後いっぱい日が当たるし、高層階だからあまり虫がいないし、何よりも旧居の庭で悩まされた巨大なナメクジが来ない。それに家の内と外の線引きがはっきりしていた戸建ての庭と違って、バルコニーやデッキは室内から敷居をまたぐだけなので、「さて庭仕事」と気張らなくても気が向いたときに「園芸」ができる。このあたりがものぐさなカレシ向きなのかも。ワタシが買い物帰りに衝動買いして来るポット植えの花も、咲き終わってはまたつぼみを出して来るし、マンションの園芸環境ってほんとに不思議。