リタイア暮らしは風の吹くまま

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遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

巨大なナメクジの話

2019年11月18日 | 日々の風の吹くまま
11月17日(日曜日)。☂☂☁。夜の間に相当な雨が降ったようで、4時過ぎにひょっと目が覚めたのは雨が窓を叩く音のせいだったかもしれないな。メトロバンクーバーのあちこちで洪水騒ぎがあったらしい。予報によると、火曜日あたりから何とか晴れるらしいけど、ちょっと冷え込んだ後でまた週末に雨模様。まあ、2つか3つが団子になって来るのがパイナップル特急(快速)だからね。それでも、寒波と大雪の「異常な」な冬が2回続いたから、ごく「普通」のバンクーバーの冬(雨期)は何だかほっとする気分。

きのう高層マンションの「庭」にはナメクジが来なくていいと書いていて、北米太平洋岸地域には世界でもジャンボ級のナメクジがいるのを思い出した。黄色のものが多いので、その名も「バナナナメクジ」。茶色や黒っぽい色のもいて、とにかくでっかい。すごいのは長さが20センチ以上にもなるんだそうで、そういうのは1匹で体重が100グラム近く。そうでなくてもナメクジは気味が悪いのに、庭でこんなのに遭遇したら絶叫して飛び上がってしまうのは確実。ま、幸いそれほどの怪物にはお目にかかったことがないけど、旧居の庭にはときどき10センチくらいのが現れて、ある年にはせっかく熟したイチゴをみんな食べられてしまったっけ。

バナナナメクジよりもしょっちゅうお目にかかったのが黒ナメクジ。こっちはせいぜい5センチくらいだけど、ときたま10センチくらいの大物がいて、色はまっ黒で、頭から背中にかけてマントを被っているように見える。気味の悪さではバナナの上を行っていて、庭を這っているのを見かけるたびにゲゲゲッ。正面きって向かい合ったらトラウマになってしまうと思うね。どっちも食べられるんだそうだけど、ゲテモノ中のゲテモノって感じ。味そのものはめっちゃまずいそうだし、何よりも毒キノコや野生動物の糞まで食べるので、毒や寄生虫を持っているリスクが大きいとか。

でも、昔カレシがよく夜にナメクジ狩りをやっていて、竹串で刺したのを生垣越しに道路に投げておくとカラスが食べてくれていた。一度はたまたま日なたで熱くなったアルミのパイ皿に放り込んで程よく焼けたのを放り投げておいたら、カラスが大喜びで、「にんにくがあればよかったね」とカレシと大爆笑。カタツムリとは親戚だから、カラスたちはエスカルゴのご馳走にありついたってことかな。まあ、マンション高層階のコンクリートの庭では巨大なナメクジに遭遇することもないから、あの手この手のナメクジ退治も今は愉快な昔話。