リタイア暮らしは風の吹くまま

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コロナのワクチンをしないでいるとクビになるんだって

2021年10月07日 | 日々の風の吹くまま
10月6日(水曜日)。🌥☁🌤☁。ほんっとに秋の空。白い雲、黒い雲、灰色の雲が入り混じって、空模様がくるくる変わるので、見ていて飽きることがない。忙しいときなんか、つい時間のたつのを忘れて見とれていて、うっはぁ~と慌てることになる。で、ちょっと落ち着いたら、改めて自然ってすごいなあと感慨を新たにするわけ。まあ、人間は本質的にアナログなんで、類人猿から人類になって、ホモサピエンスが霊長類の頂点に立ってこの方、AIなんか足元にも及ばないような野放図で無限の可能性が広がる時空間を生き抜いて来たのに、このわずか2、30年の間にいったいどうしちゃったんだろう。この年(70代)で良かった思う反面、もし子供や孫がいたらその未来をどれだけ心配したことか。

哲学的なつれづれ思考は今の環境ではストレスになっちゃうので横に置いといて、今日はちょっとひと息ついてから今日のやることリストを片付けることにして、まずはニュースサイト巡り。先日BC州政府が3万人の職員にワクチン接種を義務付けたと思ったら、今度は連邦政府が中核の職員の他、鉄道、航空、海運などの連邦法で規制される産業の雇用者(と利用客)にワクチン接種を義務付け。どっちも期限内に接種を完了しないと、まずは無給の停職処分になり、停職期間中にワクチンを接種しなければ解雇という流れで、いやぁ、きびしいなあ。でも、BC州の場合は、政府職員組合(泣く子も黙るBCGEU)は、大半の組合員はすでに接種済みなこともあってか、ワクチン接種の義務化に賛成していて、それでは不十分だから一般との接触がない職場でもマスク着用を義務化すべしと、さらにもうひと押し。

それでも、人権活動家や弁護士がわらわらと訴えを起こして来そうだけど、BC州の人権審判所は「自ら希望してワクチンを接種しない場合は人権法の保護を受けられない」との見解を公表。そうだなあ、押さえつけられてワクチンを打たれたというのならわかるけど、理由が何であれ「自分の意思」で接種しないことを「選択」したわけで、つまりは「選択の自由」という権利を行使したってことだもんなあ。先日プロのアイスホッケーの選手が、体調を崩して受けた検査で知らずにコロナに感染(その後回復)していたことがわかり、不調の原因がその後遺症の心筋炎と診断されて、選手生命が危ぶまれているというニュースがあったけど、この人はソーシャルメディアで声高なanti-vaxxer(ワクチン反対派)として知られていて、当然ながらワクチンは未接種。自己決定の権利を行使した結果なわけだけど、権利には義務や責任がつきもので、自己決定権に基づく選択であれば、その結果は自己責任ということになる。でも、コロナの場合は、ひとりがワクチンを接種しないと選択した結果として周囲の人たちが感染したら、その選択は周囲の人たちの生命と安全に関する人権を侵害したということになると思う。人間は孤島じゃないんだもの。

それでも、狭い空間で長時間過ごす飛行機や鉄道では、乗務員がみんなワクチン接種済だとわかっていれば、乗客の安心感が高まるだろうな。Silverseaのクルーズはワクチン接種完了が乗船の大前提で、その上で船内でのコロナルールが4ページもある。めんどうくさいという気にはなるけど、ルールに従うのが嫌なら行かないという選択肢があるわけで、最終的に乗客も乗員もみんなワクチン接種済みで、ルールに従ってマスクをして、密になるのを避ける人たちということになるだろうから、みんなが安心してクルーズを楽しめると思うけどね。人権侵害を盾にワクチンに反対している輩は、奥深くにあって抑えられない「注射恐怖症」を隠すために、あやふやな陰謀説やら何やらで武装して、2歳児みたいに振る舞ってるんじゃないかと勘ぐってみたけど、どうなんだろう。

不気味・・・